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「誰かに嫌なことされてない?」学校の先生が異変に気づいた?バレたくない少年は… #ぼくの教科書がありません 12

「ぼくの教科書がありません」第12話。小学4年生のイチくんは、母親と2人暮らしの元気な男の子。ある日、理科の授業の準備をしようとしたら、机に入れていたはずの理科の教科書が見当らず、家に帰って探しても見つかりませんでした。

教科書をなくしてしまったと絶望しますが、シングルマザーでパートを掛け持ちするほど忙しく働いてくれているお母さんには、教科書のことを言い出せずにいたイチくん。学校でも思い悩んでいましたが、仲の良いクラスメートたちと楽しく関わるうちに、元気を取り戻していきました。

しかし数日後、算数、国語の教科書まで立て続けに紛失……! 「ぼくはなんてだらしないんだ!」と自分を責めたイチくんでしたが、隣の席のニコちゃんに明るく励ましてもらって、嫌な気分が一瞬で吹き飛びました。

そんな中、イチくんは友だちのゴウくん・サンちゃんに呼び出されます。そして、ニコちゃんと一緒に教科書を見るために、わざと教科書を忘れているのではないかと言われてしまったのです。

 

イチくんはニコちゃんとは何もないことを伝えるため、「教科書を3冊もなくしてしまったから、忘れ物が多い」という真実を告白しました。
 

するとサンちゃんが、「なくしたんじゃなくて、盗られたってことはないの?」と質問。これまで自分が紛失したと思い自分自身を責めていたイチくんは、“盗られた可能性”について考え始めました。

 

そんなある日、学校の先生がイチくんの異変に気づいて……。

 

学校は楽しい?誰かに嫌なことされてない?

#ぼくの教科書がありません 12

 

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あまりにも忘れ物が多いイチくんの様子を不審に思った先生は、「誰かに嫌なことをされていない?」と心配してくれました。しかしイチくんは、お母さんに迷惑をかけたくないという思いから、とっさに「大丈夫です」と答えてしまったのでした。

 

子どもながらに「親に心配をかけたくない」と思って強がってしまう気持ち、共感できますよね。
 

パートを掛け持ちし、節約をしながら一生懸命働いているお母さんの姿を毎日見ているイチくん。自分が教科書を紛失して困っていることよりも、お母さんに伝えるほうが心苦しかったのでしょう。お母さん思いで、とても心根のやさしい男の子ですね。

 

>>次の話

 

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    マンガ家・イラストレーター愛すべき宇宙人

    中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。

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