義母宅の忘年会で大惨事!
義母の友人の中に柔道経験者の方がいて、退屈した子どもたちのために、お酒も飲まず柔道の受け身のとり方を教えてくださいました。飲み会が退屈な子どもたちは、畳で受け身を練習して大盛り上がりです。
義母は、孫や友人に囲まれて上機嫌で、もともとお酒が好きなこともあり、いつもより早いペースでお酒を飲み続けていました。すっかり出来上がった義母は、楽しそうな子どもたちのところにフラフラとやってきたのです。義母はお酒を飲むとトラブルを起こすことがあるので、私はヒヤヒヤしながら見ていました。すると義母は……。
「自分にも受け身を教えてほしい!」と言い出したのです。
何事にも動じない柔道家の方もそれには驚いて、危ないからダメだと説得しますが、義母は全く聞かず……。しびれをきらした義母は、次の瞬間「受け身だあっ!」と言って、バーンと大の字になりました。しかし、そこはあろうことか、調度品の並ぶ床の間の部分!
床の間の壺が粉々に割れ、子どもたちは悲鳴をあげました。心配して駆け寄ると、義母は粉々に割れた壺の隣で横たわり、腕から血を流しながらガハハハと笑っていたのでした……。
幸い腕のけがは大事に至らず、少し切っただけで済みました。その後申し訳なさそうにしていた柔道家の方にも、義母は気にするな!とバンバン肩を叩いていました。義母の酒癖の悪さには辟易しますが、ガハハと笑ってすませてしまうのが、義母の憎めないところです。しかし、酒癖が悪いことに変わりはないので、義母には夫からしっかり注意してもらいました。
著者:中野迷子/30代女性・主婦。2015年、2019年生まれの女の子の母。義両親トラブルと、ママ友トラブルに悩む。特技はビオラ、鉛筆画、イタリアンのレシピ再現。趣味はライブ、Fゲーム、子連れで遊べる場所の発掘。
イラスト:まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています