おなかすっきり「梅流し」とは
以前、SNSで「梅流し」という便秘を解消する方法が話題になっていました。「梅流し」とは、大根と梅干しの煮物を食べて腸を整え、宿便を排出するデトックス方法のことをいうそうです。
実は、私はそのことを知らずに過去に実行してしまっていたのです。たまたまインスタグラムで流れてきた「大根の梅干し煮」 のレシピを見て、さっぱりしておいしそうだな…… と見よう見まねで作っていました。インスタグラムでは炊飯器を使うと書かれていましたが、面倒なので私は電気圧力鍋で一気に加圧してトータル10分程度で仕上げました。
思った通りのさっぱりして体にやさしい味……。おいしくて煮汁もしっかり飲みました。そのときはまだ、自分が「梅流し」をおこなっている自覚はなく、いつも通りに就寝しました。
「梅流し」と知らずに食べて翌朝びっくり!
汚い話で申し訳ないのですが、その翌朝のトイレタイムで、便器からあふれんばかりの大量の便が出て、何事が起こったのかとびっくりしてしまいました! そして後日、この料理が「梅流し」の食材だということを知り、あのとき大量に便が出た理由に合点がいったのでした。
私は特に便秘ではなく、ほぼ毎日出ているのですが、年を重ねるにつれ、なんとなく全部出しきっていないような残便感を感じていました。ネットで調べてみると、このように便秘気味になるのも更年期障害の症状の1つなのだそうです(逆に下痢気味になることもあるそうです)。女性ホルモン分泌の低下による自律神経の乱れにより、腸の運動や便の水分量が減り、その結果、便秘気味になると知りびっくりしました。
便秘解消の梅流しに使用する食材「大根と梅干し」には、クエン酸、乳酸菌、食物繊維、消化酵素、ビタミンCなどの成分が含まれています。胃腸の消化を助けて腸内の善玉菌を増やし、大根の水分で便をふやかし排出を促しやすくする、デトックスにぴったりな組み合わせなのだそうです。
「梅流し」の作り方と食べ方は超簡単!
「梅流し」 はどこのスーパーでも売っているメジャーな食材だけで簡単に作ることができるので、ズボラな私にぴったりです。用意するのは、大根1/2本、梅干し3個、昆布1枚(顆粒だしでも可)、水のみです。
味が染みて柔らかいのが食べたかったので、大根は薄めの乱切りにしました。レシピでは、だし汁に昆布を半日以上水に浸けるとありましたが、私は手軽に顆粒だしを使いました。電気圧力鍋に全部つっこんですぐにスイッチオン。正味10分くらいでお手軽に完成!
「梅流し」で検索すると、なるべく空腹の状態で「梅流し」のみを食べるのが効果的だそうですが、私は最初そんなことは知らなかったので、普通の夕食の一品として食べました。煮込んだ大根はもちろんのこと、煮汁に梅干しの風味や酸っぱさが移って、とてもおいしかったので、煮汁もしっかり飲みました。煮崩れた梅干しの果肉は酸っぱくなく、食べやすかったです。
まとめ
おいしくてヘルシーな「梅流し」、何も知らなかったとはいえ、SNSの画像で見て「食べたいな、今日作ろう」 と思い立ったのは、大根や梅干しの成分を知らず知らずのうちに体が欲していたからなのかも……。どこが病気というわけではないけれど、おなかをはじめとする体のだるさや重苦しさを感じていたのかもしれません。
後から知ったのですが、デトックスをしっかりしたい場合は、「梅流し」をおこなう前に1〜2日間断食をすると、より強力なデトックスになるようです。でも、そこまで本格的にせず何も知らずに食べてもかなりの効果がありました。おなかスッキリ! 病みつきになりそうです。
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