1人目の出産時に会陰切開を経験した筆者。産後は痛みから動きづらく、座るときは円座クッションが手放せませんでした。時と場合によって、会陰切開は必要な処置ですが、2人目の出産時は会陰切開をせずに産みたいと思い、ケアに励みました。果たして会陰切開をせずに済んだのでしょうか。
会陰切開をしないためのケアって?
2人目の出産時は会陰切開をせずに産みたいと思った私は、参考書などを読みあさり、会陰切開をしなくてすむケアについて情報収集しました。
まず大切だと分かったのは「骨盤底筋群」を鍛えることです。出産時、赤ちゃんの頭が出るときに引き伸ばされるのは、表皮の内側にある筋肉も同じ。柔軟に鍛えられた筋肉だとよく伸びるのだそうです。かかりつけ医にも相談し、安定期に入ってから、体調のいいときに「スクワット」を1日20回程度おこないました。
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経過が順調で体調がいい日には、そうじをおこないました。出産直前まで、できる限りそうじをして、体を動かすよう心がけました。
ただし、妊娠中に無理は禁物です。気持ちに体がついていかないときもあります。私はおなかが張っていると感じたら、横になって休息をとっていました。また、おなかが大きいと転倒にもつながるため、自分ができる範囲に留めておくことも大切ですね。
とうとう出産当日!会陰切開は……!?
待ちに待った、出産当日がやってきました。私の努力は報われるのだろうかと気がかりでしたが、陣痛がやってくると会陰切開のことを考える余裕すらなくなりますよね。
そんななか、陣痛の痛みに耐えているときに、助産師さんが「会陰の伸びがいいから少しずつがんばろうか」と声をかけてくれました。ということは、切らなくて大丈夫なんだ!2人目ということもあるかもしれませんが、ケアを行ってきた努力が報われたように感じてうれしかったです。会陰切開をせずに出産をしたおかげで、痛みもなく産後が楽でしたよ。
会陰の伸びをよくするには運動も大切だと感じましたが、マッサージも効果的だと助産師さんに聞きました。ちょっと抵抗があるかもしれませんが、気になる方はぜひ助産師さんに相談してみてはいかがでしょうか。(TEXT:ママライター田中由惟)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。