妊娠がわかってからしばらくすると亜子さんはつわりに苦しみ、早めの産休を取得。亜子さんは互いの両親への報告は、体調が落ち着くまでと決めていました。けれども亜子さんの体調を心配した夫にすすめられ、両親にだけは妊娠報告をすることに。するとお母さんは涙を流して喜ぶとともに力になってくれました。
数週間が経過したある日、ベッドで休んでいるときにかかってきた電話を夫だと思って出た亜子さん。すると相手は夫ではなく義母だったのです。そして「夫が働いてるのに寝てるなんて」と嫌味をチクリと言ってきました。
いろいろ考えて、亜子さんはとうとう義母にも妊娠を報告することにしたのですが――!?
妊娠を報告すると義母は…
寝起きの亜子さんに嫌味を浴びせると、義母はため息をついてから、今週の土曜にペットの面倒を見てほしくて息子に電話をしたがつながらず、亜子さんに電話をかけたと話しました。
土曜になり夫と義実家へ向かいましたが、亜子さんは体調が優れず、結局途中で帰ることに。家でいろいろ考えをめぐらす亜子さんは、戻ってきた夫に義父母への妊娠報告について相談します。
報告後にもしものことがあるのが心配で知らせるのをためらっていました亜子さんでしたが、今後も義実家の用事があった際に隠し続けるのは難しいと感じていたのです。つわりで体調やメンタルが不安定なことを知ってもらいたいと思うようにーー。
夫が義母に電話をかけ、亜子さんの妊娠であることと、今はつわりがひどいということを言いかけると、会話の途中で大声を出す義母。
「あ〜〜〜〜〜っ、やっぱりね!!」
「今日もあんたが亜子さんは風邪なんて言うからおかしいと思っていたのよ!!」
電話越しに聞こえてきたのは、義母の勝ち誇った高笑いでした……。
◇ ◇ ◇
妊娠を報告した後に万が一の事態が起きることが怖かった亜子さん。しかし、いつまでも体調やメンタルが安定しないことを伏せたまま、家族生活を続けるのは心苦しかったのではないでしょうか。ときには亜子さんの体調を気遣う言葉もくれる義母を家族だと信じて、夫から報告してもらうことにしたようです。しかし……。夫の言葉を遮って大声で「やっぱりね!」と言い、高笑いの義母。勇気を出して大きな一歩を踏み出した亜子さんでしたが、この先のことが心配になってしまったかもしれませんね。
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