毎回料理に文句を言う彼
初めて彼に手料理を振る舞った日のこと。この日は、喜んでもらいたいなと彼の大好物であるオムライスを作りました。しかし、彼から「なんか……味付け濃くない?」と言われてしまったのです。彼の感想を聞いた私は、慌てて味を確かめたのですが、濃いとは感じませんでした。
彼は薄味が好みなのかなと思った私は、翌日、味付けを薄めにした煮物を作ることに。これで彼もおいしいと言ってくれるはず! と思っていたのですが、今度は「味しない! おいしくない!」と言われてしまいました……。
その日以降も、彼の意見を踏まえながら料理をしたのですが、毎回何かしら文句を言われるため、私の我慢も限界に。
ある人を呼ぶことにした私
そこで私は、本当に私の料理がおいしくないのかを確かめるため、彼のお母さんを家に呼び、手料理を食べてもらうことにしました。
この日私が作ったのは、1番の得意料理である肉じゃが。食べてもらうと、彼はいつものように「味付けが甘すぎる! おいしくないからお母さんは食べないほうがいいよ!」と文句を言ってきました。
しかし、彼の言葉を遮るように「あら! この肉じゃがとってもおいしい!」「今度作り方を教えてもらいたいわ!」と彼のお母さんが料理を褒めてくれたのです!
絶賛するお母さんの言葉を聞いた彼は、それまで散々文句を言っていたのに「た、たしかに今日の肉じゃがはうまいな」と急に態度を変えてきたのでした。
彼の態度にあきれた私は気持ちもすっかり冷めてしまい、その後、彼との同棲は解消しお別れすることに。どうして彼が、あんなに料理に文句を言ってきたのか理由はよくわかりませんが、彼のお母さんのおかげでスッキリしました。今では、私の料理をいつも褒めてくれるやさしい彼氏ができたので、とっても幸せです。
著者/匿名
作画/しお
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