尿意を我慢
私は生理前が近くなると残尿感を覚えることが多く、何度もトイレに行きたくなってしまいます。大学は男子学生の多い学科だったため、頻繁にトイレへ行くのが恥ずかしく、トイレを我慢することがよくありました。
そんなある日、尿の色がだんだんと赤に近い茶色になっていることに気がついて……。
病院を受診すると…
そのときは生理の初日だったため、尿に経血が混ざってしまったのだと思っていました。しかし、何だかおかしいなと感じた私は、内科を受診することに。
医師に状況を説明すると「なんでもっと早くこなかったの! ここでは診断できないから、泌尿器科に行ってきて」と言われました。医師に紹介状を書いてもらった泌尿器科では、尿検査をはじめ、いろいろな検査をしてもらいました。その結果、言い渡されたのは「膀胱炎」。
幸い、抗生剤による治療で経過観察となりましたが、膀胱炎患者用のパンフレットに書かれていた内容でギクッとしました。
原因は?
パンフレットには「尿道の短い女性の場合、性行為の際に細菌が入ると、膀胱炎になりやすい」とあったのです。
尿意を我慢し続けていたことも膀胱炎の一因だと思いますが、実は症状が出る数日前にシャワーを浴びずに彼と行為をしていたのです。そのため、尿道に細菌が入って膀胱炎になった可能性もあるな……と思いました。
医師からは発熱することもあると言われましたが、発熱することはなく残尿感や血尿は数日で改善しました。経過観察中に彼氏からお誘いがありましたが、膀胱炎になったこととその理由を説明すると、理解をしてくれて「これからは気をつけよう」と言ってくれました。
膀胱炎はよく耳にする名前ではありましたが、まさか自分が発症するとは思いませんでした。普段から尿意を我慢しないこと、そして細菌などが入らないように清潔にしておくことの大切さを実感した出来事です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/EikoT
イラスト/アゲちゃん
監修/助産師 松田玲子
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