物語の主人公は、フミくんという夫をもつアヤさん。優しくて頼りがいがあって人当たりもよく、周囲にすこぶる評判のいい夫ですが、実は、彼は自分本位な正論を振りかざし、人を追い詰める人だったのです。
彼が正論で人を追い詰めるのは、アヤさんだけではなく、会社でも同じでした。部下に対する態度を上司に注意されても歯向かう始末……。そんなとき、彼は体に異変を感じて……。
体調を崩した夫。そこで何を感じる?
夫は、体調不良で早退させられたことに不服があったようで、帰宅はしたものの、熱は測らない、明日は出社して残業するなど、アヤさんの心配を無視した発言を繰り返すばかり。ついに爆発したアヤさんは「たまには私の言うことも聞いてよ!」「自分がいつも正しいと思ってるの?」と詰め寄りました。しかし彼はアヤさんの言うことを素直に聞くことはなく、「感情的になられるのは好きじゃない」「もっと理論的に話してほしい」と言います。そこでアヤさんが正論で返すと、彼は返す言葉がなくなってしまったようでした。
いつも「自分が正しい」と思って発言し行動してきた彼には、上司に半ば強制的に早退させられたり、いつも言うことを聞いてくれていたアヤさんが反論したりすることが、結構こたえているようですね。意を決して、彼に伝えたアヤさんの気持ち。果たして彼に届くのでしょうか。