物語の主人公は、フミくんという夫をもつアヤさん。優しくて頼りがいがあって人当たりもよく、周囲にすこぶる評判のいい夫ですが、実は、彼は自分本位な正論を振りかざし、人を追い詰める人だったのです。
体調を崩して早退してきた夫に、明日は休むように伝えたアヤさん。夫は反論しましたが、「あなたが1日休んだくらいで回らなくなるなら、会社の体制に問題がある」と正論で返すと、彼は返す言葉がなくなって――。
妻がまさかの正論で反撃!すると夫は…
アヤさんの正論に返す言葉がなくなった夫は、寝室に戻っていきました。初めて夫が言い返してこなかったことに驚いたアヤさんは「嫌われたかな…」と少し不安になったようです。一方、布団に入った夫は、アヤさんの言葉を思い返し、そのすべてが今まで自分が突きつけてきた「正論」であることを確認。「正論ならいいけど…」といったんは思いますが、心の中ではモヤモヤしている自分に気づくのです。
初めて妻に「正論」を突き付けられ、正論であるが故に、受け止めようとする夫ですが、初めて心のモヤモヤに気づきました。そう、「正論」であっても、相手の気持ちや意思を尊重せずに、ただただ正論を突き付けられることは不快な気持ちになるんですよね。この一見で、今まで自分がしてきたことで、相手がどんな風に感じていたか、夫が気づいてくれるといいですね。