物語の主人公は、フミくんという夫をもつアヤさん。優しくて頼りがいがあって人当たりもよく、周囲にすこぶる評判のいい夫ですが、実は、彼は自分本位な正論を振りかざし、人を追い詰める人だったのです。
体調を崩して早退してきた夫に、明日は休むように伝えたアヤさん。夫は反論しましたが、アヤさんが正論で返すと、彼は返す言葉がなくなりました。「正論ならいいか…」と思う夫でしたが、なぜか心の中がモヤモヤしていることに気づき――。
心のモヤモヤに気づいた夫が返した言葉とは…
心のモヤモヤを感じていたところに、妻からの「私のこと、嫌いになった?」の言葉。夫は「なんで? ならないよ」という言葉とともに、「オレに言ったことを気にしてんの? 自分が正しいと思って言ったんなら、オレの反応なんか気にしなきゃいいじゃん」という冷たい言葉を返します。しかし、妻は「気にするよ! 自分が正しいと思ったことでも、相手が納得してなかったら伝わってないのと一緒だから!」と、夫のことを思いやった言葉を伝えるのです。
妻の「自分が正しいと思ったことでも、相手が納得してなかったら伝わってないのと一緒」というのは、心に響く言葉ですね。自分にとっての正しいことがすべてではない、相手の気持ちや意思を尊重し、相手も納得することで、本当の理解が得られるということですね。夫はこの言葉で心を動かされてくれるのでしょうか。