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赤ちゃんのときから知っておきたい! 噛むことは歯並びにも関係する

この記事では、保育士であり離乳食インストラクターの中田 馨さんが子どもの歯並びについてお伝えします。やわらかい食事ばかりをしているせいで子どもたちのあごが発達せず、大人の歯が生えるときに矯正が必要になる子が増えているそう。歯並びは体の不調や虫歯にも関係してきます。

歯固めを噛む赤ちゃん

 

こんにちは。離乳食インストラクターの中田 馨です。子どものころ、親に「よく噛んで食べなさい」と言われた経験のある方も多いのではないでしょうか。噛むことって体にどう関係していくのでしょうか?

 

噛まなかったのであごが発達しなかった!?

誰でも何となく「噛むとあごが発達する」と聞いたことがあるのではないでしょうか。長男が乳歯から永久歯に生え変わるときに実感しました。長男の下の前歯の3本目と4本目が抜けたときに、抜けた乳歯の幅よりもはるかに大きい永久歯が頭を出しました。

 

歯のことを何も知らない私でも「これはおかしい」と思う生え方でした。慌てて私は長男を歯医者さんに連れて行きました。そのとき、医師に言われたひと言は「お母さん、噛ませなかったでしょう」という言葉でした。

 

そうなんです! 食べない、飲み込みが下手な長男に、私はやわらかい食事ばかりを与えてきたのです。とてもショックでしたが、その後、長男はあごを広げるための手軽にできるトレーニングを日常に取り入れながら、中学生になった今ではだいぶ歯と歯の重なりが少なくなってきました。

 

歯並びが悪くて起こる弊害

歯並びが悪いとこんなことが起こりやすくなります。

 

・虫歯や歯周病になりやすくなる

・正しい発音ができず話しづらくなる

・見た目が気になる

・体がゆがむ

・太りやすくなる、など

 

自分自身にも当てはまる人もいるのではないでしょうか?

 

離乳食期に親ができること

離乳食期に噛む練習が始まるのは後期ごろからです。このときに「ゆっくり噛んで食べようね」と噛むことを意識するといいですね。丸呑みしてしまう時期でもありますが、気長に進めてみてください。

 

もし、歯並びが気になったら?

もし歯並びが気になったら、納得のいく医師に出会うことが大切です。私も納得いく医師に出会うまで、何度も歯医者さんを変えました。家族とお子さんの求めている結果は何かのか? 治療なのかそれともそうではないのか? ということも重要ですね。

 

 

もちろん歯並びは、生まれ持ったあごと歯の大きさも関係します。定期的に歯の健診に行き、口の状態を全体的に見てもらうことも大切ですね。

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    保育士中田馨
    一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長

    0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!

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