人としては信頼できるけど
過干渉の親の元で育った私を救ってくれたのは夫でした。「私の居場所を与えてくれて、自分を理解してくれる」。そう思って一緒になったのに、夫婦として年数を重ねるにつれて見えてきたのは、束縛したがる夫の姿でした。
最初のうちは子どもを理由に行動を制限され、子どもが大きくなってからは世間体を理由に自由な時間を奪われていました。時にはその理由を愛情にすり替えられ、私は夫を信じ切っていました。「いっそのこと浮気でもしてくれれば」と思ったこともありますが、女の影は一切ありません。
夫は普段は理性的で知識が深く、夫の話を聞いて「なるほど」と思うこともしばしば。物覚えが良いので、小さな約束を数年後にかなえてくれるということもありました。自分のことを考えてくれているというのは十分伝わっているので、私は安心して彼との結婚生活を楽しんでいました。年に数回、怒りを爆発させること以外はとても良い夫だったと思います。
私のせい?明かされる夫の思い
夫婦喧嘩は犬も食わないと言いますが、本当にその通りだと思います。当人にとっては大事件ですが、はたから見ればそうでもないからです。しかし、当人になってしまえば1つの喧嘩をとってもわだかまりが残り、蓄積していくものなのだと痛感する出来事がありました。
あるときの夫婦喧嘩で、夫から殴られることがありました。理由はささいなことです。本当にささいなこと過ぎて、言われても私はピンとこないことばかりでした。しかし物覚えの良い夫にとっては、「何度も言った」ことであり、改善されない問題であったようです。そのときに私は初めて、これが夫の本性なんだと気が付きました。
気をつかうことは悪いことばかりではない
過去に「思っていることがあるなら言え」と言われて、私が言った言葉は夫の中で「文句」として処理されていました。そのことにがく然とする一方で、言葉1つをとっても、受け取り方によってとんでもない内容に変換されるのだと思い知ったのです。以後、夫に対する言動は特に注意をするようになりました。
夫の機嫌の良いときは仲の良い夫婦を演じています。仲の悪いときでも、振り回されないように注意しながら生活しています。自分ばかり損をしている、と思ってしまうかもしれませんが、相手に対して気をつかうことは悪いことではないと思うからです。
まとめ
夫婦ですらそんな誤解があるのだから、他の人と接するときには特に注意が必要だと感じます。相手の目線に立った物言いをすることで、無用な喧嘩を避けられると思っています。私の場合、誰かのために我慢するのではなく、夫は自分のためにきっかけを作ってくれたのだと思うことで夫の本性を克服している最中です。
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文/中川まいこ
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