2回話しかけた結果…
幼稚園の保育参観の日に、次男のお友だちママさんに「いつも息子がお世話になっています」と話しかけてみました。すると、「ああ。どうも」とだけ言われて、離れた場所に行ってしまったのです。子ども同士が幼稚園で何度も仲良く遊んでいる姿を目撃していたため、なんだかとても迷惑そうな対応に、正直戸惑ってしまいました。
また別の日、そのママさんを見かけたので、もう一度話しかけてみました。すると……。
「ああ。○○くんのママですね。子どもがお世話になっております」とだけ言われて、そのあと一瞬、沈黙が流れました。
これはもう、話しかけないほうが良いんだなと思っていると、「ごめんなさいね。私、極度の人見知りなんです。でも、次男くんが息子といつも仲良くしてくれていて、うれしく思っています」と言われたのです。
子ども同士がそのまま遊び始めたので2人で見守っていました。ママさんは熱心に子どもたちが遊ぶ姿を見ていて、私と話そうという感じではなかったので、ママ友になりたいと思っていた自分が少し恥ずかしくなりました。次男のお友だちのママさんは子ども思いのすてきな方だなと思いました。
お迎えのとき
ある日のお迎えのときに、そのママさんが歩いている姿に気がついた次男が「お!! またね!!」と声をかけました。すると2人は笑顔で手を振ってくれたのです。そのときの笑顔がとてもうれしく、子ども同士の仲が良かったとしても、無理して親同士まで仲良くする必要などないんだなと心から思えました。
子どもの成長にしたがって、子ども同士のつながりや親との関係も変わっていきます。成長に合わせて子どもを通した人付き合いを大切にしたいなと思えた出来事でした。
著者:小川朝美/女性・パート兼ライター。2015年男児・2017年男児・2019年女児の育児をしつつ、医療技術職として働くママ。子育て経験談や趣味について執筆するライターとしても活動中。電車大好きな息子たちの健忘禄として鉄道ブログも執筆している。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
事あるごとにママ友ママ友って言うけど、個人的にママ友なんてTwitterのフォワくらい当てにならないと思ってる。つまり、いてもいなくてもいい存在