ゆきえが『女の子』に強くこだわっていることに気付いたようへいは、「みつきをひとりの人間として尊重してほしい」と伝えますが、ようへいの思いはゆきえには伝わりませんでした。
1年後、1歳になるみつきをまだ女の子として育てているゆきえ。
ようへいは単身赴任で、家にいなかったのです。
とあることがきっかけで再び…
ようへいが単身赴任で家を出て3カ月。
ゆきえは母が頻繁に手伝いに来てくれることを口実に、ようへいには着いて行かなかったのです。
ようへいがいないほうが、みつきを女の子として育てるには都合がいいと考えてのことでした。
しかし、ようへいは毎日テレビ電話をして、月に1回帰ってきます。
そのときだけ、みつきに男の子の格好をさせることを、ゆきえはすごく嫌がっていました。
長く伸ばした髪の毛は、赤ちゃん筆を作るためだとごまかしているゆきえ。
ようへいのことは大好きですが、みつきを女の子として育てたい自分の気持ちを理解してもらえないことに、釈然としない様子。
ある週末、ようへいが久しぶりに帰宅し、みつきへのお土産に恐竜のぬいぐるみを買ってきました。
喜ぶみつきをよそに「こんなの買ってこないで!」と大きな声を出し、みつきからぬいぐるみを取り上げてしまいます。
泣き出してしまうみつき……。
ようへいに責められたゆきえは「男の子のおもちゃじゃん」と反論。
ようへいはすぐに「みつきは男の子だよ!」と伝えますが、ゆきえは食い下がりません。理解が追いつかないようへい。
「女の子みたいに育てて、一体どうするつもりなの?」と聞くと、
「私はみつきを女の子にするの」と答えたのでした。
単身赴任で夫が不在なのをいいことに、未だみつきを女の子として育てていたゆきえ。ようへいが恐竜のぬいぐるみをプレゼントしたことをきっかけに、本心を打ち明けます。
恐竜のぬいぐるみを喜んでいたみつき。ゆきえには自分のわがままを突き通すのではなく、目の前のみつきにしっかり目を向けてほしいところです。
みつきが男の子だろうが、女の子だろうが大切なわが子には変わりありません。
今一度、ようへいとしっかり話して、ゆきえの目が覚めることを願うばかりです。
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