閉経後はラクになると勘違いしていた
閉経前の生理では下腹部のズシンとした鈍痛に加え、めまいやふらつきに襲われるときもあって、私は以前から「早く閉経がくればラクになるのに」と考えていました。
ところが実際に閉経が訪れると、たしかに生理のわずらわしさからは解放されたものの、ホルモンバランスの乱れによるものなのか、体の不調を感じることが増えてしまったのです。閉経がきてもラクになるわけじゃないんだなあ……とがっかりしました。
私の場合は不眠の症状が出てしまい、かかりつけ医から薬を処方してもらいました。ただ、不眠以外にも体調で気になることが。それは「おりもの」です。
閉経後に気になり始めた薄茶色のおりもの
最後の生理がきてから半年ほど経ったころに気になったのが、薄茶色いおりものでした。
最後の生理が2~3日ぐらいで終わって、最初は「こういうこともあるのかも」と軽く考えていた私。しかしその後、薄茶色のおりものが3週間くらいずっと続いたため、なにか体に異常が起きているのかもしれないと心配になってきました。
もしかしたら病気が隠れているかもしれないと思うと、どんどん怖くなってきたので、私はきちんと病院で診てもらうことにしました。
茶色のおりものが出る原因は?
医師に診てもらったところ、茶色いおりものの正体はおそらく、子宮の入り口にできているポリープが原因とのことでした。内視鏡や超音波などで子宮や卵巣を診てもらうと、子宮の入り口に小さいポリープが見つかったのです。
ポリープができたことが初めてだったので動揺しましたが、おりものが茶色になっている原因がはっきりしてよかったです。
ちなみに、診察のときには子宮頸がん検査なども一緒に受けました。そして後日に「問題なし」との検査結果を受けてからポリープを除去しました。サイズ的にはとても小さいものだったらしく、病理検査でもポリープが良性だったとわかったので、とてもほっとしました。いつもと何かが違うと思ったら、早めに診察を受けようと誓った出来事です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/浦部さくら
監修/助産師 松田玲子
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