義母の希望で結婚式をすることに
私はもともと、結婚式を挙げるよりフォトウェディングにしたいと思っていました。結婚費用はできるだけおさえたいけれど、ウェディングドレスは着たかったのです。彼との結婚の話が出る前からネットでいろいろなフォトウェディングを見て楽しみにしていました。
ところが結婚の準備が進む中で、義母の強い希望もあり、韓国で結婚式を挙げることになりました。内心は拒否したかったのですが、彼が義母の意思を尊重したい様子だったこと、私自身も仕事で疲れきっていて話し合う余裕もなかったので受け入れることにしました。
衣装も式場選びも義母主導で?!
私が頻繁に渡韓できないこともあり、式場選びは義母にお任せする流れになりました。そして式場が決まり、衣装選びと結婚式の打ち合わせは同じ日に。フォトウェディングに憧れが強かった私は、ドレスだけはゆっくり時間をかけて選びたかったのですが、同行していた義母が選んだ中から決めることになってしまいました。
我が強い義母には逆らえず、私のテンションは下がる一方。ただ、義母は前撮りにもしっかり同行し満足げな様子でした。
いよいよ迎えた本番!
韓国の結婚式は1時間ほどで自由参加なので、ゲストの出欠確認もしません。食事は式場内にあるレストランでバイキング形式で席も自由。お祝儀だけ置いて挨拶して帰る方もいるくらいカジュアルな雰囲気です。
韓国の結婚式についてほとんど調べることなく臨んでしまった私はそのラフな雰囲気にビックリしました。ただ、気楽で気づけば韓国スタイルの結婚式がすっかり気に入ってしまいました。日本から参列してくれた私の家族や親戚、友人たちも異国の結婚式を楽しんでくれたようです。
結婚して数年後の今、思うこと
結果として結婚式は楽しんだものの、自己主張の激しい義母に対してモヤモヤとした気持ちがあり、結婚当初から数年、義母と私の関係はギクシャクしていたように思います。夫との喧嘩の原因もほとんどが義母でした。
しかし、結婚生活の年数を重ね、義母との触れ合いが増えるうちに、義母の気持ちがわかるように。義母なりに気をつかってくれたこともたくさんあったなと感じることが増えたのです。そして、たくさんの愛情を与えてくれていたことに気づくことができ、今ではすっかり仲良しです。愛情深く、世話好きな義母に心から感謝しています。
著者/斉ゆうり
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