パパの仕事の関係で起きる「単身赴任」問題。わが家は、赤ちゃんが生後3カ月のとき、パパが単身赴任になりました。パパと離れて、赤ちゃんはパパを認識することができるのか、またどんなことをすれば赤ちゃんとの関係性が築けるのか、私の体験をもとにお伝えします。
わが子が生まれてすぐにパパが単身赴任に
赤ちゃんが生後3カ月のときに、パパが単身赴任することに……。赤ちゃんとの関係はどうなるのかと心配でした。単身赴任後、パパが赤ちゃんに合えるのは、2週間から1カ月に1回程度。私は赤ちゃんの食事風景やおもちゃで遊んでいるふだんの様子を写真に撮って送っていました。
生後3カ月の赤ちゃんがパパを認識していたとは考えづらいのですが、生後5カ月でパパに会ったとき、パパを見てニコニコしていたため、安心したことを覚えています。今思えば「パパ」という認識とはちょっと違ったかもしれませんが、抱っこされて泣くこともありませんでした。
月齢が上がってきてパパだと分かるのか?
赤ちゃんの月齢が上がり、本当にパパだと分かるのかと疑問でした。ところが赤ちゃんが生後8カ月のころ、パパと会う日だけ「ぱっぱ~」と言うように。はじめは偶然かと思いましたが、会うたびに「ぱぱ~」「ぱっぱ~」と呼ぶ姿を見て、赤ちゃんなりに理解しているのだと安心しました。
赤ちゃんの人見知りが始まってからも、パパと2人きりで遊んでいても泣くことはありませんでした。声でも聞き分けができ、しっかりと関係ができていたように思います。
定期的に会うことが大切だと分かった
わが家の場合は、最低でも月1回、多いときは2週間に1回くらいのペースでパパに帰ってきてもらっています。わが子も、1カ月ほど空いても泣くことはなく、興味津々でパパに突進です。
最近ではパパのビデオを見せたり、声を聞かせたりして、少しでもパパの存在を赤ちゃんに教えてあげられるように努力しています。まったく会わなかったら認識できていなかったかもしれないと思うと、定期的に会っていたことが大切だったと感じます。
会えないから「パパだと分かってもらえない」とあきらめるのはもったいないと思います。仕事の都合で会えない、単身赴任で会えないと悩む方は多いですよね。わが家では、意識の持ちようや赤ちゃんの成長を共有することで、離れていても赤ちゃんとのつながりを感じられましたよ。
著者:今井さくら
一児(女の子)の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。