ついにやってきた…老眼!
子どものころから大好きな新聞。当時私は学校に行く前と帰宅後1日2回、新聞を読んでいました。そのとき欠かさず読んでいたページは社会欄です。そのページにあるテレビ欄、4コママンガ、事件などに興味津々でした。
そして、アラフィフになった現在。お気に入りのページは年齢とともに変化するものの、地域の情報やイベント欄を中心に、総合やスポーツ、地域経済や政治、メディカルなどに目を通すのが日課になっていました。家事の合間、コーヒーを飲みつつ新聞を読むのが私のリフレッシュタイムです。視力はよかったので、ずっと裸眼で過ごしていました。
ところが、45歳を過ぎたころです。新聞を読むことがだんだんつらくなってきたのです。読み終えるまで時間がかかり、疲労感も出るようになりました。「これは、もしかして老眼……」、ついに私にもやってきたのです。
「穴開き眼鏡」でピントが合いやすくなった
どうしても老眼鏡に頼りたくない私は、裸眼でやり過ごせる方法はないかと考えました。まず試したのは、できるだけ明るいところで昼間でも照明をつけて物を見るようにしました。次におこなったのは「完全自己流の目のマッサージ」です。具体的には、自分の指で眉間や眉の上、こめかみ、目の下など眼球の周りをやさしく押します。
そして、極め付けは夫からもらった「穴開き眼鏡」です。近視の夫はこの眼鏡の存在を15年くらい前から知っていて時折使っていた様子で、目について悩んでいた私にすすめてくれたのです。穴開き眼鏡は別名「ピンホール眼鏡」と呼ばれ、レンズ部分に複数の小さな穴が開いています。近視の人が物を見るとき目を細めることがありますが、それと同じ効果が得られるとか。要するに、ピントが合いやすくなるようです。
実際、この眼鏡をかけながら文字を見ると、ぼんやりしていた文字がハッキリと見えるようになります。ただ、眼鏡を外せば再び文字がぼやけます。色も形も機能も不思議な穴開き眼鏡ですが、困ったときに使っています。
老眼が進むのは60歳まで!?
その後、私は裸眼で過ごしたり、見えづらいときに穴開き眼鏡を使ったりしていました。しかし、夫は「老眼鏡をかけないと老眼が進んで、目が見えなくなるのでは?」と心配していました。そこで1年前、アレルギー性結膜炎で眼科を受診したときに、先生に老眼について質問してみたのです。「先生、老眼でも眼鏡を作らず頑張っていても問題ないですか? 目の病気になることはないですか?」と聞くと、先生は「そういうことはないけれど、目がものすごく疲れますよ」と言いました
そんなとき、「60歳までは老眼は進むがそれ以降は止まる」という内容のテレビ番組を見たのです。老眼の進行が終わるまでまだ10年もあり、目の疲労も考えると老眼鏡の購入を検討したほうがいいのかなと思い至りました。
まとめ
穴開き眼鏡の色は黒。中心部にポツポツと穴が開いているので、見た目はなんとも奇妙。ちょっと恥ずかしさもあります。しかし、サングラス風だな……なんて思って鏡の前でポーズを決めてみると、意外とかっこ良く、明るく前向きになれました。ただ、目の健康を考えると老眼鏡を使ったほうが良いと思うので、時間があるときに眼科を受診して老眼鏡を作りに行こうと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
【田辺先生からのアドバイス】
老眼によって近くの物が見づらい場合は、専門家に自分の目の状態をきちんと調べてもらった上で適切な眼鏡を装用したほうが見る環境が良くなります。適切な眼鏡を使わないと必要な調節ができないので、目の疲れやかすみが起こることもあります。
老眼は誰もがなるもので40歳ごろから始まり、自覚し始めるのは45歳ごろからが多いです。60歳になると老化しきるので老眼の進行は止まりますが、それまでは適切な眼鏡で目をいたわるのがおすすめです。
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著者:ミント
主婦。趣味はガーデニングで、家の庭や室内でいろいろな木や花を育てており、日々癒され中。