記事サムネイル画像

40代前半で突然、手首に痛みが!腰や膝まで広がった関節痛が軽減した方法とは【体験談】

40代に突入したころのことです。当時の私は2人目の子育てに追われながら仕事もしていて、万年寝不足。常にオーバーワークでした。ある朝、突然手首に痛みを感じ、続いて指の関節も腫れてきて、グーパーと開いたり閉じたりするのも痛いほどに。関節痛が膝や腰まで広がって、少しでも和らげたいとあることを始めてみたところ……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師粒来 拓先生

日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。
新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!

 

前ぶれもなく痛み出した関節

初めて関節に痛みを感じたのは40代前半。朝起きたら、突然手首に痛みを感じ、「ひねったかな」と首をかしげていたら、昼ごろには症状は改善。日中子どもを抱っこしたり授乳したり、手を使うことが多かったので「使い過ぎかな」と思い気にせずにいたら、あくる日も同じ手首に痛みを感じたのです。祖母がリウマチを患っていたころ、痛い痛いと言っていたことをふと思い出し、「もしかしたら私もリウマチになってしまったのかな」と思うくらいでした。

 

しばらく痛みが続いたため、リウマチを患っている友人に紹介してもらい、病院で診てもらったところ、「加齢に原因があるのかもしれないので、様子を見ましょう」とのことでした。加齢による関節痛は、高齢者になってからだと思い込んでいた私はびっくり。そこで関節の痛みの改善に何かできることはないかと自分なりに調べてみました。

 

関節痛と更年期はたしかに関係しており、まず痛みのメカニズムとして、関節の表面を覆っている軟骨を構成するたんぱく質(コラーゲン)がすり減ることで、関節の痛みや腫れなどが生じるようでした。さらに、コラーゲンの合成に必要な、女性ホルモンの1つであるエストロゲンが更年期に突入すると急激に減少し、コラーゲンも減少するそうなのです。関節痛は、更年期の主な症状の1つとして挙げられる理由がやっとわかりました。

 

関節痛が悪化。腰痛に悩まされる日々

腰痛の女性

 

加齢と関係していることを先生に聞いてからも、手首の関節の痛みは続きました。しかし今度は、腰痛や膝痛に悩まされるように。昨年あたりからは、「よっこいしょ」と言って勢いをつけなければ立ち上がれないほど痛みを感じるようになっていき、「これはまずい」と本格的に思うようになりました。

 

そんなとき、友人に腰痛について相談したところ、「バレエフィットネス」を紹介してくれました。これは、もともとバレリーナが練習前におこなうストレッチで、寝ながらおこなうストレッチが多く、体に痛みのある人も無理なく続けられるとのことでした。

 

最初は体全体の緊張を緩めるようなストレッチをして、徐々にインナーマッスルを意識しつつ筋肉に働きかけ、可動域を広げていきます。ほとんどの動作をあぐらやマットの上に寝ながらおこなうため、狙った筋肉に刺激を与え、痛みのある箇所は調整しやすく、緩やかに少しずつ体を整えていくことができます。痛いところのある私には心地良く感じました。

 

 

運動を続けることで腰痛や膝痛が軽減

ランニングをしている女性のイメージ

 

定期的にバレエフィットネスのトレーニングを続けました。3、4年前からマイペースに続けている早朝ランニングも継続していたところ、思えば腰、膝ともに痛みが和らいでいることに気付きました。洗濯物を拾い上げたりするときも、「よっこいしょ」と言うことが減っていたのです。

 

調べてみたところ、血液の循環を良くして関節を温めることも関節痛の改善に効果がありました。カルシウムを摂取することも関節の痛みを和らげるようだったので、牛乳やチーズをとることを心がけました。また、入浴の際に湯船にゆっくりと浸かり、バレエフィットネスでもおこなう足指を1本ずつ開いたり、つま先から太ももの付け根までのマッサージをおこなうようにしていたら、膝痛に関しては膝をかばうことなく思い切り走れるところまで回復したのです。

 

腰痛に関しては仕事柄、長時間同じ姿勢で座っていることが多いため、まだ痛みがあります。特に長時間同じ姿勢でいると、次の動作に入るとき体がガチガチに固まってなかなか動けません。そこで腰周りのこわばりについてバレエフィットネスのインストラクターに相談すると、以下のようなアドバイスをいただきました。

 

「無理に動かすのではなく、体の緊張をほぐすためにまずは深呼吸して体に酸素を取り入れること」「少し伸びをして肩甲骨を動かしたり腰を回転させて、少しずつ動く準備をすること」「無理に立ち上がらず、痛かったら手で何かにつかまってもいい」。これらのアドバイスに従って、次の動作に入る前の「準備」と机などを支えにする「サポート」を心がけています。

 

まとめ

腰痛の原因は更年期だけではなく、さまざまな要因が重なって起きているのだと知りました。現在も、腰痛に関しては一進一退。良くなったり悪くなったりを繰り返していますが、まずはバレエフィットネスを続けることが腰痛緩和につながるかもしれないと期待しています。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

イラスト/サトウユカ

 

ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!


著者:みうママ

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    暮らしの新着記事

  • PICKUP

    ベビカレアプリ
    新コーナー!

    ✨今すぐ✨
    チェック →