妊娠中は嗜好が変わるなど、さまざまな変化が体に現れますよね。筆者は安定期に入ったころから、無性にスナック菓子が食べたくなりました。もっと食べたい衝動に駆られて、食べる量が多くなってしまいました。今回は、妊娠中にお菓子がやめられなくて悩んだ体験談をお伝えします。
妊娠中のお菓子がやめられない!
妊娠5カ月に入ったころから、無性にスナック菓子が食べたくなりました。「あともう1つだけ……」と思いながら手が出てしまいます。気付けば、1袋全部食べきってしまっていた、なんてこともしばしばです。
そして、食べ終わったあとに後悔するのが日常茶飯事でした。つくづく自分の意志の弱さを痛感したものです。ただ、こうした症状を経験する妊婦さんは多いと聞きました。
急激に増加する体重、尿検査では糖が……
とうとう妊婦健診で医師から忠告を受けました。尿検査では糖やたん白が(+)、体重増加のペースも早い状況に。健診結果を目の当たりにし、さすがに「ヤバイ!」と感じました。
このまま体重が増加し続けると、難産になるほか、妊娠高血圧症候群の可能性も高まります。赤ちゃんへの影響も出てくると知り、なんとかしてお菓子の食べ過ぎもふせがなくては!と思いました。
少量で満足できる食べ方の工夫
お菓子を食べないに越したことはありません。ただ残念ながら、当時の私には不可能だったのです。食べないことでストレスさえ感じてしまうため、少量でも満足できる食べ方の工夫を考えました。
まずお菓子を袋ごと食べるのはやめ、お皿に盛って食べる。基本のことですが、見通しを持つことで食べ過ぎを防ぐことができます。また、少量でも食べ応えのあるお煎餅など、なるべくカロリーの低いお菓子を選びました。
食べ方の工夫を行ったおかげで、体重増加はゆるやかになりました。欲求を阻止することは難しいですが、なるべく防ぐ工夫はできます。自分なりの食欲コントロール法が見つけられるといいですね。(TEXT:ママライター田中由惟)