信心深い義母
「お寺の護摩行は穢れがはらわれて運気が上がるのよ、一緒に行きましょう!」。結婚してから数年は、帰省すると義母は何かとお寺に誘ってきました。
すごく情熱的に言うので、何度か付き合って行ったものの、護摩行やお坊さん方と世間話をすることは、私には何度も足を運ぶ気はしないもので……。毎回、お布施を納めることも私には負担でした。
義母の善意に困惑…
義実家には、義母がお寺で授かった千手観音やお札などがあちこちにあります。「あなたが護摩行に行かないなら……」とお札をもらったことも。
義母が善意でしてくれているのはわかるのですが、正直かなり困ります。義母にとっては良いものなのでしょうが、すべての人に当てはまるわけではないことを理解してほしいと思っていました。
やんわり断っても効果ナシ!?
夫から「興味ない」と話してもらい、私も「2、3度行きましたから、私はもう行かなくて大丈夫です」と、やんわり断ってもしつこい義母。これ以上一緒に行くと今後は断りづらくなると思い、頑なに行きませんでした。
私が結婚したころから子どもが2歳くらいになるまでこの攻防戦は続きましたが、義母は徐々に諦めがついたのか、現在はまったく誘われることはなくホッとしています。
義母に悪気がないことはわかるのですが、帰省するたびに気が重くなっていました。自分にとって良いものは、他人にとっても良いだろうという思い込みが強い義母。付き合い方を考えてしまうほど、一時期はつらかったです。私も誰かに価値観を押し付けないようにしようと考えさせられた出来事でした。
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イラスト/ミロチ
著者:橘つばき
2014年生まれの男の子と2017年生まれの女の子の小学生ママ。元エステティシャン。ワンオペで苦労した経験、食育、知育など全然思い通りにならない子育ての日常を執筆中。