公園大好きな息子なのに…
いつも息子は、どんな公園でも元気いっぱい遊びます。そんな公園大好きな息子を、普段行かない大きな公園に連れて行ってあげることにしました。しかし、公園に着くと息子は浮かない顔……。「いつもの公園じゃないから緊張してるのかな?」と思いつつ「遊び始めてしまえば平気だろう」と様子を見ていました。
そんな私の考えとは逆に、息子は遊具を見ても遊ぼうとしません。他の子どもたちは楽しそうに遊んでいるのに、息子は「だっこ」と言って私につかまり、降りようともしなかったのです。抱っこしながら公園のベンチで過ごしてみましたが、息子は1時間経っても不機嫌そうに抱っこされたままで、その日は何もせずに公園を後にしました。
後日ママ友から聞いた公園の秘密
公園で遊ぶどころか、立つことすらしなかった息子。その話を数日後、ママ友にしてみると驚く話を聞かされました。というのも、その公園は大きな墓地が隣接しており、「敏感な子は霊的なものを見てしまうことがある」という話が地元では有名だと言うのです。
「敏感な子は、公園に着くと泣き喚いたり、帰りたがったりするんだって」というママ友の言葉に、「だからか……」と妙に納得してしまいました。
あんなに公園大好きで、どの公園に行っても元気いっぱいで遊ぶ息子が、だっこから降りることすらしなかったのがとても不思議でした。そして公園から遠ざかるほどに、いつもの元気な息子に戻っていった様子を思い出し、本当に何かが見えていたのではないかと感じた体験談です。
著者:山口花/田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年1月)