くるはずがないと思っていたのに
くるはずがないと思っていた生理は、修学旅行1日目の夜に訪れました。修学旅行初日は宿泊する客室のお風呂を利用することになっており、その浴室でシャワーを浴びていた際に気づいたのです。シャワーを浴びていると、急に下腹部が捻じれたような痛みがあり、もしかして……と床のほうに目をやると、したたり落ちる経血が。
「どうしてせっかくの修学旅行のタイミングで……」と私はガックリ肩を落としてしまいました。
慣れない生理痛
普段から生理前には頭痛や腰の重ダルさを感じることはありましたが、生理が始まってしまえば不調を覚えることはなかった私。しかし、修学旅行中は違いました。
もしかしたら慣れない土地での緊張感や、ずっとクラスメイトと一緒にいる気疲れなどが影響していたのかもしれません。普段は感じることの少ない、おなかの張りや腰の痛みを感じて……。2日目は、施設見学で歩くことも多かったため、とても苦痛に感じました。
体調を過信しない
私が楽しみにしていた班での自由行動の日。班は女子だけでまとまっていたため、同じ班のメンバーには事情を説明しやすかったです。普段から生理痛があると言う友人が市販の痛み止めを分けてくれたり、歩くスピードを緩めてくれたりと、友人たちの気づかいも感じ、女性ならではの配慮なのかもと感じました。また同じ班に、私と同じく突然生理がきてしまったという友人も。修学旅行中は、その子と2人で励まし合ったこともいい思い出です。
そして追々知ったことですが、環境の変化の影響か、クラスの3分の1程度の女子生徒が、修学旅行初日に生理がきていたようです。
いつもなら、生理がきても慌てずに過ごすことができますが、普段と環境の異なる修学旅行は違いました。生活環境が変わるだけでこんなにも体に変化を感じることがあるのだと実感し、生理を甘く見ていた部分があったなとも反省しました。
修学旅行で生理がきてしまった経験をしてから、生理中の体調の変化を考えた準備をするように。多めにナプキンやタンポンを持ち歩いて、動き過ぎたり無理し過ぎたりすることがないようにしています。そして、「普段はこういう症状だから大丈夫」という考えを持たないようにというのも心がけています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/石井 せつ子
作画/ちゃこ
監修/助産師 松田玲子
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小学校→京都、奈良
中学校→東京
高校→広島
これを高校の修学旅行で「大阪・京都・奈良・広島・長崎」とは、盛りだくさんすぎ!
日程とか積立とか小遣いとか、色々大変だったろうなぁ
生徒も親も