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「結婚していいの?」親の介護問題…どうする?うれしいプロポーズ。でも介護の不安に襲われて

結婚を意識していた彼が大学を卒業し、転勤の多い職種への就職が決まったときのこと。私は喜んで彼についていくつもりでいたものの、ふと親の介護について考えるようになり、本当にこのまま結婚していいのか悩むようになりました。

「結婚していいの?」親の介護問題…どうする?うれしいプロポーズ。でも介護の不安に襲われて

 

就職が決まった彼からプロポーズ!

大学時代に交際を始めた彼との付き合いが長くなり、結婚を意識するようになったころ。彼は就職活動の末、ある企業への内定が決まりました。その企業はもともと彼が第一希望としていたところで、転勤が多い職種です。私たちは内定を2人で喜び、私は彼が望むなら彼についていくつもりでした。

 

以前から結婚については、ぼんやりと話し合っていた私たち。私が「できれば早いうちに結婚したい」と伝えていたこともあり、就職が決まってからほどなくして、彼はプロポーズをしてくれました。もちろん、私は喜んでそれを受けました。

 

親の介護問題を考えると…結婚してもいいの?

しかし婚約期間中、私はふと「このまま結婚したら親の介護はどうなるのだろう」との悩みが浮かんだのです。

 

両親は私とかなり年齢が離れていて、すでに高齢の域に達しています。地元で生まれ育った両親は、近所に気心の知れた知人が多くいます。普段から地域活動にも精力的に参加しているため、おそらく地元を離れようとはしないでしょう。

 

仮に両親を説得できたとしても、体の衰えた両親を連れて彼の転勤が決まるたびに引っ越しをするのは、とてもハードなことのように思えます。

 

そこまで考えたとき、私の中で「転勤族の彼とこのまま結婚してしまってもいいのだろうか」という懸念が出てきてしまったのです。

 

ちなみに私には姉が1人いて、彼女は両親のいる地元で家庭を築き、仕事に就いています。地元にいる姉に介護してもらうことも考えましたが、姉だけに押しつけるのも違うのではないかと、思考は巡るばかりです。

 

そんなタイミングで姉から提案が!

そんなとき、姉から「実家に戻って夫と子どもと両親とで、二世帯で暮らしたいと思ってる」との連絡を受けた私。少し前に子どもを出産した姉は、夫婦共働きという点を考慮し、育児をサポートしてくれる人を求めているそう。そこで、両親に育児や金銭面でのサポートをしてもらう代わりに、姉が今後の親の介護を担当するということで、姉と両親の間で話が進んでいるようなのです。

 

その後、姉と私も2人での話し合いを重ね、私からは実家にお金を送ることで話がまとまりました。ちなみにこのお金は、実家での生活費や、ゆくゆくの介護費に充てることを目的としたもの。つまり、実際の介護は姉がおこなう代わりに、私は介護費を負担することになったわけです。

 

こうして、悩んでいた介護問題が解決したことで、私は安心して転勤族の彼と結婚することができたのでした。

 

 

姉から提案があったおかげで、両親の介護問題がスムーズに解決できました。もし姉が提案してくれなかったら、私は親の介護をどうすべきかひとりで決められず、最悪の場合、姉や彼と揉めることになっていたかもしれません。結婚する上で、親の介護問題に悩まされることもあるとわかった体験でした。

 

著者/百田
イラスト/ののぱ

 

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