最近ダルタニアンの様子がおかしくて、すこし心配しています。私が仕事から帰るとすぐに寄ってきて、ずっと離れないのです。一体どうしたのでしょう。
ペットカメラを設置
夫に聞いても「普段と変わりはない」と言います。でも本当にそうでしょうか。最近夫がごはんをあげようとすると、唸り声をあげながら牙をむきます。夫も「犬のくせに生意気だな!」と、声を荒らげたことがありました。
もしかして、私が留守にしている間何かが起きている……? そう思った私は、リビングにペット用の見守りカメラを設置したいと提案しました。
しかし夫は、なんだか監視されているようで落ち着かないと、カメラの設置に大反対! それでもなんとか説得して、ダルタニアンが主に過ごすリビングにだけ設置できることになりました。
胸騒ぎが…
その後しばらくは、空き時間にスマホからカメラの映像を確認するのが日課になっていました。仕事が忙しいときやミスをしてしまったときに、愛犬のかわいい姿を見るのは何よりのリフレッシュです。
しかし時間が経つにつれて、ほとんど動きのない映像に安心しきってしまい、カメラを見る頻度がすこしずつ低くなっていきました。夫にそう伝えると「あいつに何かあれば俺が気付いて連絡できるから、あんまり心配するな!」と言います。
夫はなんだか必要以上に嬉しそう……。なんとなく胸騒ぎがした私は、翌日久しぶりに映像をチェックすることにしました。すると……。
一番許せなかったこと
私の目に映ったのは、夫が若い女とイチャイチャしている姿。そして、2人の邪魔をしようとするダルタニアンは、足で蹴られていました。私はすぐに画面録画をスタート。動かぬ証拠を手に入れました。
急いで帰宅した私が夫に映像を突きつけると「カメラを見るのはやめたんじゃないのか?!」と顔面蒼白に……。そして「ほんの遊びで……。ちゃんと別れるから!」と、震える声で言いました。
でも、私が設置したカメラは音声までしっかり記録できるタイプです。2人が永遠の愛を誓いあい、私と早く別れたいと言っているところもバッチリ残っているのです。
ついに夫は観念。私は離婚を言い渡しました。不倫も許せなかったけれど、ダルタニアンを蹴り飛ばしていたことのほうが許せなかったのでした。
ダルタニアンは夫の嘘を伝えようとしていたのですね。ワンちゃんは喋ることができないので、何を考えているのかは表情や仕草で感じ取るしかありません。毎日丁寧に接していたおかげで異変に気づけたのでしょう。