とにかく気になる孫の髪型
ある日、義母と息子の3人でランチへ行く約束をしていました。お店に到着すると、髪の毛を切った息子を見て、義母がひと言。「なんだか……、うしろはさっぱりしたけれど、前を見たら切ったかわからないわね」と。
前髪は眉毛より少し上くらいに切っていて、「目に入らない長さにしてあるからいいのでは」と思いつつ、適当に相づちを打ちました。何度か同じようなことを言われることが続き、モヤモヤしつつも「まあいいや」と思い、義母の意見は尊重せずに私好みの髪型にしていました。
そして夏になり暑くなったので、いつもより髪を短く切った息子。すると義母は……。
「さっぱりしたね。けど切りすぎかな。まあ、でもすぐに伸びるから」と言いました。
さすがにイライラした私。私は夫に「髪を切るたびに文句を言われる」と愚痴を言うようになりました。夫は何を言うでもなく、私の愚痴を静かに聞いてくれました。
髪型にケチをつける義母に夫は
秋になり法事があったため、家族3人で義父母宅を訪れました。髪を切りたての息子を見て、またもや義母が「すぐ伸びるからもう少し切ればよかったのに」と言いました。
すると夫が「いちいちうるさい。素直に褒めろよ」と義母にブチギレ。義母は落ち込み、しばらく黙り込んでしまいました。あとで夫に話を聞くと、昔から義母は夫の髪型にも毎回文句を言っていたようでストレスを溜めていたのでした。
まさか、夫の髪型にまで口出ししているとは思いませんでした。義母に悪気はなかったものの、毎回の口出しに嫌気がさしていたので、夫のひと言でスッキリした私。
夫が怒って以来、義母は髪型について口出しすることはなくなり、私たちがかわいいと思った髪型を息子とともに楽しんでくれるようになりました。
著者:宮﨑るか/女性・主婦。2020年生まれの男の子ママ。やんちゃであざとい息子とにぎやかな毎日を過ごしている。育児の合間に、インテリアや育児グッズの記事をメインに執筆中。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています