お願いだから寝させて!
わが家では、生後8カ月のころから娘を保育園に預けていました。仕事復帰後は、慣れない育児と仕事の両立で毎日クタクタ。しかも、娘の睡眠時間が独特で、それにも悩まされる日々でした。
先輩ママからはよく「うちの子寝ないんだよね」などと聞いていましたが、うちの場合、寝つきは良いのです。けれど、必ず深夜の3時ごろに起きてきました。不思議なことに起きた瞬間から娘はご機嫌で、泣いたりすることはありません。
1歳を過ぎると、リビングからおもちゃを持ってきては楽しそうに遊び始め、1時間半ほどは起きていました。1歳半ごろには、私の母が買い与えたタンブリンを探し出し、私の耳元で鳴らすこともしょっちゅうありました。
やさしい先輩のおかげで乗り切れた
そんなこんなで、毎日寝不足で仕事に行っていましたが、職場の先輩たちがいつも話を聞いてくれてとても慰められました。「よく頑張ってるね」「体調は大丈夫?」と声をかけてくれて、本当に救われたのです。
娘の深夜の起床は2歳ごろまで続いたと思いますが、振り返ればいつのまにか終わっていました。一体なぜだったのかは結局わからずじまいです。
その当時は体力的につらかったものの、話を聞いてくれる人がいるおかげで乗り切れました。職場の先輩たちには今でも感謝しています。今では8歳となった娘にも「あなたが小さいときはね……」と笑顔で話せる、思い出の1つになっています。
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監修/助産師 松田玲子
イラスト/森田家
著者:やまね ゆき
2015年に出産。1児のママ。学生時代から預かりボランティアなどで子どもたちと関わる。現在は出産・育児体験などを執筆中。