裕福な義実家
義父が会社を経営していたため、義実家は車や家にもお金をかける裕福な家庭でした。婚約時代に招かれた食事会は、なんと1人数万円もするお店。庶民の私からすると考えられないくらい、義実家はお金持ちだったのです。
その後、結婚し私たちに子どもができると、義両親は孫に高価な洋服やおもちゃをプレゼントしてくれるように。夫は普通のサラリーマンだったので、義家族からのサポートで家計はかなり助かっていました。
しかし、私たちが結婚して数年後、義父が他界し状況は一変。義実家からのサポートはなくなり、それどころか私たちが義母にお小遣いをあげる立場になってしまったのです!
義母の様子が一変!
義父が亡くなってすぐのころ、遺してくれた遺産もあったため、金銭面で義母が生活に困ることはないだろうと思っていました。ところが、義母は遺されたお金を少しも使いたくないのか、孫へのお年玉すら渋るようになってしまったのです。
「義母ってこんな人だったんだ」と驚きつつも、わが家にはうれしい出来事が。夫が転職したことで、年収がアップし家計に余裕ができるようになりました。子どもの教育資金に、と貯金をしようとしていたのですが、なんと義母が高級化粧品のおねだりや毎月仕送りをしてほしいと言ってくるようになったのです。
それはちょっと……と断ろうとしたものの、夫は母にお世話になったからと要求にすべて応じると言い出しました。そして夫は、毎月お小遣いを義母にあげるようになったのでした。
さすがにあきれた私は、この出来事をきっかけに経済的な自立を目指して仕事をするようになりました。結果的に、自分のキャリアアップにつながりましたし、子どもの教育資金をしっかり貯金できるようになったのでよかったです。
著者/大垣夢
イラスト/マメ美
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