プロフィールを詐称していた女性
はじめに紹介するのは、プロフィール詐称をしていた女性の話です。
結婚相談所では、入会者全員がプロフィールを登録しなければなりません。プロフィールには氏名や年齢、職業といった基本的な項目のほか、宗教の有無などを記入する欄もあります。
プロフィールの「宗教の有無」の欄に「無」と記載をしていた女性。しかし、ある男性と真剣交際に進む直前になって、彼女は「実は宗教に入っているのですがそれでもよければお願いします」とカミングアウトしたのです。
カミングアウトされた男性の決断は…
彼女はいわゆる宗教2世でもなく、素直に宗教の教義に惹かれて熱心な信者となったそう。プロフィールはあくまで自己申告制のため、もちろん結婚相談所側も彼女が宗教に入っていることは把握していませんでした。
彼女からカミングアウトされたあと、「彼女が宗教に入っていること」よりも「彼女に嘘をつかれていたこと」がどうしても心に引っかかり続けた男性。彼女への不信感が拭えなくなってしまったため、真剣交際には進まず交際はここで終了とすることに。
真剣交際に進むくらいまで彼女との関係を深めていた男性は、少なからず精神的にダメージを負ってしまいます。しかしその後、男性は縁があって別の女性と知り合り、そのままとんとん拍子で成婚退会をしたそうです。
お見合いに友人を同席させたい女性
次に紹介するのは、お見合いに友人を連れてこようとした女性のエピソードです。
結婚相談所でおこなわれる「お見合い」というのは、プロフィールを見てお互いに「いいな」と思った男女が、初めて対面を果たす場となっています。
すでに長いこと交際していて結婚を考えている間柄ならまだしも、初対面の男性に「友だちも連れて行っていいでしょうか」と尋ねてきた女性。
男性は「友人も同席させるって……友人と2人で俺のことを格付けでもするつもりなの!?」と困惑してしまったそう。
もちろん、女性の提案は丁重にお断りしたのだとか。
今回は、結婚相談所の代表を務める来島さんから「婚活で実際にあった笑えない話」を教えていただきました。プロフィール詐称をしていた女性も、お見合いに友人を連れて行きたいと言った女性も、自分側の都合しか考えていませんよね。
これまで、数えきれないほどのカップルが成婚退会するのを見てきた来島さんによると、「運命の相手とはスムーズに結婚が決まることが多い」そうです。婚活中、相手の言動に少しでも違和感を覚えたときには「この人は運命の相手ではないのかも」と考えて一旦距離を置き、無理に結婚まで進めなくてもいいのかもしれません。
イラスト/にしこ
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