そして10月ごろのある日、下の子の1歳児教室のため、保健センターへ行くことに。しかし、またもや登校しぶりで予定通りに事が運ばず、ついにねこじまさんの怒りが爆発。なんとかまっちくんを学校へ送り届けたものの、ねこじまさんは自己嫌悪に陥り涙してしまいます。
その日の夕方小学校の先生から電話があり、ねこじまさんは今朝のことやこれまでの自分の思いなどをすべて打ち明けました。先生は、「お母さんがつぶれてしまったらいけないので!」と、ねこじまさんだけでもスクールカウンセラーに相談に行くことをすすめてくれました。
そして、カウンセリングの日がやってきて……。
欲しいのは共感じゃなくて…
まっちくんが小学校に入学してから抱えている悩みを、カウンセラーの先生に聞いてもらいました。先生はねこじまさんに寄り添い共感してくれましたが、具体的に何をしたらいいのかを教えてほしいねこじまさんは、なんだか焦ってしまっています。
当時のことを、「『一生懸命やっていますよ』と言われても、何もうまくできてないのに……と思ってしまい、素直に受け止められない自分がいました」と振り返るねこじまさん。
自分自身の心に余裕がないときは、相手からのアドバイスや善意を素直に受けることが難しいときもありますよね。子育てや発達のことに関しては、すぐに正解が見つかることではないと頭では分かっていても、子どもが過ごしやすくなるためにすぐに結果が出る方法を求めてしまうことも。
ねこじまさんは日々悩みながらも、医療機関やスクールカウンセラーなど、周囲の専門機関に相談し、試行錯誤し続けていました。気になることがあれば、すぐに答えは見つけられなかったとしても、ねこじまさんのように周囲への相談を続けることで、道が開ける可能性は広がるのかもしれませんね。