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「私はどうしたらいい?」確かな方向性が知りたい→親の葛藤を打ち明けた結果…!? #学校に行きたくない36

「学校に行きたくない」第36話。ねこじまさんの長男・まっちくんが小学1年生のときのお話です。入学式のときから「早く帰りたい」と連呼していたまっちくんは、4月に入学してからすぐに登校しぶりが始まりました。

以前から常同行動や強いこだわりなどがあり、集団の中で順番や列を覚えるのが苦手だったまっちくん。発達検査を受けたものの、診断名はつかず、「年齢とともに緩和してくることもあるので、様子を見ましょう」とのこと。

しかし2学期になって、登校しぶりはますますひどくなります。大学病院の心理発達科を受診して医師に悩みを相談しましたが、親の気持ちを理解してもらえず、つらい気持ちに。ねこじまさんは、もう病院を訪れるのはやめようと決めたのでした。

そして10月ごろのある日、下の子の1歳児教室のため、保健センターへ行くことに。しかし、またもや登校しぶりで予定通りに事が運ばず、ついにねこじまさんの怒りが爆発。なんとかまっちくんを学校へ送り届けたものの、ねこじまさんは自己嫌悪に陥り涙してしまいます。

 

その日の夕方小学校の先生から電話があり、ねこじまさんは今朝のことやこれまでの自分の思いなどをすべて打ち明けました。先生は、「お母さんがつぶれてしまったらいけないので!」と、ねこじまさんだけでもスクールカウンセラーに相談に行くことをすすめてくれました。

 

そして、カウンセリングの日がやってきて……。
 

欲しいのは共感じゃなくて…

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まっちくんが小学校に入学してから抱えている悩みを、カウンセラーの先生に聞いてもらいました。先生はねこじまさんに寄り添い共感してくれましたが、具体的に何をしたらいいのかを教えてほしいねこじまさんは、なんだか焦ってしまっています。

 

当時のことを、「『一生懸命やっていますよ』と言われても、何もうまくできてないのに……と思ってしまい、素直に受け止められない自分がいました」と振り返るねこじまさん。

 

 

自分自身の心に余裕がないときは、相手からのアドバイスや善意を素直に受けることが難しいときもありますよね。子育てや発達のことに関しては、すぐに正解が見つかることではないと頭では分かっていても、子どもが過ごしやすくなるためにすぐに結果が出る方法を求めてしまうことも。

 

ねこじまさんは日々悩みながらも、医療機関やスクールカウンセラーなど、周囲の専門機関に相談し、試行錯誤し続けていました。気になることがあれば、すぐに答えは見つけられなかったとしても、ねこじまさんのように周囲への相談を続けることで、道が開ける可能性は広がるのかもしれませんね。

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターねこじま いもみ

    2012年生まれ長女、2014年生まれ長男、2020年生まれ次男。年の差きょうだいのワンオペ育児に慣れすぎた3児の母。育児を通して気づいたこと、学んだこと、何気ない日常を描いたマンガをSNSやブログに投稿しています。

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