ある日突然、膝に激痛が走る
学生時代は運動部系の部活に所属した経験はあったものの、友人や先輩と和気あいあいと楽しむ程度。膝を酷使したりけがをしたりという経験もなく、膝に負担がかかるようなことはまったくしませんでした。大人になっても駅の階段を上る程度で大した運動もせず、子どもが生まれてからは電動自転車を利用し、運動をする機会も特にありません。
ある日、起床時にベッドから起き上がろうとすると、膝にズキッと激痛が走りました。起き上がる際に変な体勢を取ってしまったのかと思いましたが、起き上がると先ほどの激痛はなく、歩行も階段の上り下りも特に問題がなかったため、気のせいかな? と1日過ごしました。
しかし、翌日また起床時に膝に激痛が! そして前日と違い、起き上がる際にも少しズキッと激痛が走ります。階段を下りる際にも、膝からパキッと音が鳴り、明らかに前日と比べると違和感を覚えたのです。その日は家にあった湿布を貼り仕事へ向かいましたが、通勤時の駅の階段や、職場でデスクから立つ際にも膝に痛みを感じました。
痛みが膝から膝の裏に移動し整形外科へ
膝の痛みを感じた日から1週間ほどは、なんとか湿布して痛みに耐えていました。しかしあるときから、痛みを膝ではなく、膝の裏に感じるようになり、むしろ痛みが膝の裏から太ももにかけての辺りに移動したのではないかと思うほど、痛みが広がるようになったのです。階段の上り下りの際はパキッと音が鳴り、太ももにひきつるような激痛が走りました。
膝を動かさないときは痛みを感じませんでしたが、日がたつごとに痛みが長く続くようになり、なるべく膝を曲げないように歩くようになってしまい、足を引きずる歩き方になってしまったのです。これではいけない! と、整形外科を受診することにしました。
まずは医師に今の状況を話し、膝の状態を見てもらいました。すると、痛みを感じる右膝が左膝より若干腫れているとのことでした。医師が膝のあちこちを押さえ、痛みを感じるかと問われましたが、医師に押さえられたところは特に痛みを感じませんでした。次にX線を撮ることに。その後、再度診察室へ呼ばれ、X線検査の画像を見ながら膝の状態を説明されました。
半月板損傷の可能性が高いことからMRI検査となり、その結果、なんと私の症状は軽度の「半月板損傷」だったのです! 画像では半月板部分には特に損傷の痕などは見えなかったのですが、わずかに損傷している線がうっすらと入っている、と説明されました。
その後、エコーで膝の状態を見ると、水がたまっていました。水がたまること自体は、関節の循環油のような役割をしているため悪いものではないそうですが、たまっている水の量が通常よりも多いとのこと。しかし、ここで水を抜いてしまうとさらに痛みが増すため、湿布と痛み止めで様子を見ましょうとのことでした。
半月板損傷は誰にでも起こるけが
今後痛みが続いて、ひどくなるようだったらブロック注射も、と勧められましたが、今はまだ注射をするほどではないとのこと。しかし、一度損傷してしまった半月板は良くなることはないため、痛みが出ないように激しく膝を曲げ伸ばしするような動作は避けるよう言われました。
半月板損傷といえば、運動をよくしている人やスポーツ選手がするけが、と勝手にイメージしていたのですが、加齢と共に誰にでもありえるものだと知り、しかも自覚症状のないまま、突然の激痛で損傷しかけていることを知り、本当に驚きました。
スポーツや運動によるけがだけでなく、加齢によって起こることも普通にあるということを知らなかったので、もう膝の痛みを感じる年齢になったのか……と少しショックも受けてしまいました。しかし、医師によると腰のヘルニアのように、ちょっとしたきっかけで起こるけがだと説明され、痛みさえ出なければ今までと変わらず過ごすことができるとのことでした。
膝を曲げないように、しばらくの間、膝が固定できるタイプのサポーターを巻いておいてくださいと言われて診察は終了しました。捻挫か何かと思っていたので、驚きであ然としてしまいましたが、きっちりと原因がわかり、ほっとしました。整形外科を受診した後、サポーターで膝を固定して過ごすのは歩きづらさはありましたが、痛みはかなり治まりました。
まとめ
膝への負担のことを思い、エスカレーターやエレベーターを使うようになりましたが、運動不足にもなりかねないと思い、今は負担にならない程度に階段なども使うようにしています。年代としてはアラフィフですが、膝が痛いと口にするのはまだちゅうちょしてしまうお年ごろなので、痛みが再発しないよう、膝に気をつかいながら過ごしていきたいと思います。
▶▶▶ベビーカレンダーアプリに「つぶやき」コーナーができました!
「つぶやき」は毎日、育児や家事に追われて頑張っているママたちへ友人や夫には言えないけど誰かに聞いて欲しい!みんなと共有したい!など「悩み」「愚痴」「日常のあれこれ」を思い切り吐き出せる場です!溜め込まずにここでつぶやいてスッキリしましょう!
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
イラスト/マメ美
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!
著者:IWON
小学生の母、夫は現在単身赴任中。会社員とWebライターをしている。高齢出産を経て、体調の変化や疲れなどさまざまなトラブルに直面し、若いころとは違うとつくづく感じる今日このごろ。普段はファッション、推し活、グルメなどの情報収集が趣味。