体が冷えて動けない
私は、子どものころから体が冷えやすい体質でした。特に生理中は、体の冷えを強く感じます。10代や20代のころは若さでなんとか乗り切っていましたが、30代になってからは以前にも増して冷えがつらく感じるように。
あるとき、職場の同僚と野外コンサートへ出かけました。タイミング悪く生理がきてしまったので、念のために大きめのナプキンをつけてから家を出た私。コンサート中は音楽に夢中で体の冷えは気になりませんでしたが、終演後、なぜだか急に体が冷たくなってしまったのです。
同僚に助けられ…
動くのもつらいほど冷えてしまい、真っ青になって震えている私を見て、同僚も「大丈夫!? 顔色が悪いよ」とびっくり。生理のときは体が冷えてしまうことを伝えると、同僚が近くのコンビニエンスストアで温かいお茶と使い捨てカイロを買ってきてくれたのです。
温かいお茶をひと口飲むと、全身がラクになりました。使い捨てカイロをおなかにあてると、だんだんと冷えもおさまり、ようやく動けるようになった私。この日は野外コンサートだったので、いつもより体が冷えてしまったのかもしれません。動けなくなったときは焦りましたが、私の体調を気づかってくれた同僚には、心から感謝しています。
私の場合、生理中は絶対に体を冷やしてはいけないのだと改めて学びました。野外コンサートでの失敗以降、生理期間中は屋外での長時間の外出は極力控え、おなかまわりを冷やさないように気をつけるようにしています。
著者/綾小路笹子
作画/おみき
監修/助産師 松田玲子
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!