ラーメンが食べたい…
私は妊娠中、無性にラーメンが食べたくなるときが頻繁にありました。「ラーメンが食べたい」と私が言うと、ラーメン好きな夫は「何系がいい?」「遠くてもいい?」となどとリクエストを聞いてくれます。
なぜそんなにラーメンに詳しいのか夫に聞くと、夫は「実は……」と言いながらとあるものを持ってきたのです。
自作の「ラーメンノート」!?
夫が満を持して持ってきたのは「ラーメンノート」でした。この夫自作のラーメンノートには、市販のラーメン屋さんを紹介する本をカラーコピーしたものが、ノート1ページに1店舗分ずつ貼られていました。
しかも、自分が実際に行ったことのある店舗には、事細かに情報や感想が書かれており……。ラーメンの種類ごとに、夫が作成したおすすめランキングのページもありました。
ラーメンノートを初めて見せられたとき、私は思わず「ラーメン評論家か!」とツッコんでしまうほど。同時に、正直なところ「ちょっと気持ちわるい……」と思ってしまいました。
ラーメン部まで創設していた!
しかも、夫はなんと会社のラーメン部の創設者であることも白状したのです。今や部員は30名程度まで膨れ上がっているそう。「ラーメンのことなら夫に聞け」と、会社では言われているとか……。
私が考えていた「ラーメン好き」のレベルをはるかに超えていた夫。もはやラーメン評論家と名乗ってもいいくらいなのでは?と思ってしまいました。ここまで熱中できる好きなものがあって、夫がうらやましいなとも思っています。
著者:鬼頭いちか
6歳と3歳の男の子の母。パワフルな義両親と敷地内同居中。貿易関連の資格を多数保有。