仕事中に母から突然の連絡が
普段の生理はそれほど重くなく、経血量が少ないときにはナプキン1枚で半日過ごせるくらいの私。
生理中だったこの日も、サニタリーショーツの上に昼用ナプキンを着けて仕事をしていました。すると、職場に突然、実家から電話がかかってきたのです。母からの電話で、祖父が亡くなったというものでした。
祖父には非常にかわいがってもらいましたし、つい先日、祖父はちょっとした体調不良で入院して手術を受けたのですが、コロナ禍での面会謝絶が明けたらお見舞いに行けると聞いていた矢先のことだったため、私はとても大きなショックを受けました。
仕事が終わったら祖父の家に向かうと母に告げ、その後もなんとか仕事を続けていた私。しかし、途中でおなかに妙な違和感を覚えたのです。なんだろうと思って確認のためトイレへ駆け込みました。
ショックのあまり…
トイレで下着を脱ぐと、驚いたことにナプキンが真っ赤になっており、さらに下着だけではなく、制服のスカートにまで経血がついてしまっていました。
また、便器の中を見ると真っ赤に染まっています。はじめは何が起きたのかわからず、自分から大量の経血が流れ出ているのだと理解したときには、半分パニックになっていました。慌てて新しいサニタリーショーツとナプキンに交換し、ロッカー室に移動して予備のスカートに着替えた私。その後、会社の上司に事情を打ち明け、早退することに。
帰宅して少し休んでから帰省しようと思ったのですが、帰宅するとめまいを感じ、そのまま動けなくなってしまいました。しばらく休むと体調も経血量も元に戻り、支度をして帰省。祖父を見送ることができました。また、スカートの経血汚れも無事きれいに落とすことができました。
その後、念のため受診し医師に事情を説明すると「大きな精神的ショックで体に変化が起きたのでしょう」とのことで、異常などは見られませんでした。大好きだった祖父の訃報。たしかにショックでしたが、体に異変が見られるなんて思いませんでした。
この一件以降、どんなに生理が軽い日でも、替えのナプキンと下着、時によっては私服も持ち歩くようになりました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/匿名
イラスト/もふたむ
監修/助産師 松田玲子
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