エレベーターが突然…
夫が次女に滑り方を教えるということで、別行動をすることにしました。私たちは上階の休憩スペースに行くことにし、ベビーカーがあったのでエレベーターを使うことに。長女が先にエレベーターに乗り、扉が閉まらないようにボタンを押し続けてくれたのですが、入口が狭かったのでベビーカーを入れるのに苦戦!そのとき、突然扉が閉まったのです! 私は大焦り。
表示でエレベーターが降りたことはわかったのですが、抱っこ紐で生後7カ月の三女を抱っこし、1歳の長男も一緒だったので、走って階段で降りることができません。長女がまた上ってくる可能性もあるし、エレベーターで降りようと待機していると、エレベーターが再びやってきました。ですが、扉が開くと長女がいません!
すると男の子が「小さい女の子、下に降りましたよ」と教えてくれました。私はダッシュで子どもたちとエレベーターに乗り、下の階へ行くと……。
長女はどこ!?
下の階に降りると、すぐに私の様子を見て気付いたのか、掃除のスタッフさんが「お母さん? あそこでお子さん待ってるよ」と教えてくれました。すぐに行くと、談笑していた男性たち4人組が、長女が外へ出ないようにお話ししてくれていました。
お礼を言うと「かわいいねえ」と笑ってくれたので、本当にありがたかったです。すぐに長女とハグすると、我慢していたのか長女の目は涙でいっぱいになり、泣きじゃくりました。見た目からして古いエレベーターではあったのですが、まさかボタンを押し続けているのに扉が閉まるとは思わず、ヒヤリとした出来事となりました。
改めて、子育ては何が起こるかわからないため、そのつど機転をきかせなければならないなと思った出来事でした。今回は何もなくてよかったです。これからは子どもをひとりでエレベーターに乗せないように気を付けたいと思います。
イラスト/はたこ
著者:松谷 えりな
3歳の息子と、7歳、5歳、2歳の娘たちの4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。