祖父の信じられない行動に、ブチッ!
ゴールデンウィーク中、7歳の息子が自転車の練習をしたいと言い出しました。しかし私は3人目の子どもを妊娠中でおなかが大きく、練習に付き合ってあげられません。そこで祖父が代わりに練習を見ると言ってくれたので、任せることに。
しかし、練習から帰ってきた息子はなんと、頭から血を流していたのです! 私はひどく驚き、急いでけがの手当をしながら「何があったの!?」と2人に聞くと、坂道での練習中に自転車の操作を誤り、ものすごいスピードで急降下しながら横転し、地面に頭をぶつけたとのこと。
まだ練習を始めたばかりでふらふら状態の息子に、傾斜が激しい坂道を下らせたことが信じられず困惑していると、さらに祖父は信じられないことを口にします。
「2回目まではうまいこといってたんやで。でもふらふらやったから、もうやめとけって言ったんやけどなー。またするって言うから続けさせたんよ。やっぱ3回目はやめとけばよかったなぁ」。 頭を打って血を流しているのにそんな軽い言い方をする祖父に対して、さすがに怒りが爆発!
「まだじょうずに乗れないのに、坂道で練習させるなんて危なすぎるやん! 頭打っとるんやで!? 何かあったらどうするんよ!」と怒りました。
ゴールデンウィーク中で近くの病院はお休みのため、救急で診てもらうことに。先生には48時間は吐いたり様子がおかしくないか注意して経過観察をしてくださいと言われ、非常に心配な休暇となりました。
幸い息子にはその後心配するような症状はなく、無事にけがも治ってひと安心。
後日、例の坂道を見に行くと、「ここで練習したの!?」と目を疑うほどの急な坂道でした。子どもの面倒を見ようとしてくれる心づかいには感謝していますが、今後は祖父ひとりに子どもを任せるのはやめようと決意。
私の周りにはありがたいことに、保育所の先生や祖父母、きょうだいなど子育てをサポートしてくれる人がたくさんいます。しかし今回のことで、その人たちに全面的に任せるだけでは子どもの安全は守れないと痛感。特に祖父に関しては、普段から事故のリスクについて話し合っておくことが必要だと感じました。
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まだ自転車にうまく乗れない子どもに坂道で練習させるのは、大人が見守っている状態でも非常に危険です。傾斜がなく障害物も少ない広い場所で練習するようにし、目を離さないようにしましょう。
また、練習時はもちろん、乗れるようになってからもヘルメットを着用しておくとけがの防止に繋がります。
著者:やすだ はなこ/30代女性・主婦。もうすぐ1歳になる娘と4歳の娘、7歳の息子を育てる母。医療機関に勤務。趣味はエレクトーン。
イラスト:森田家
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています