健康だけは自信があったはずなのに
毎年の健康診断は、病気の早期発見のために欠かさず受けていた私。これまではずっとオールAで異常なしの結果でした。私は特にお酒をたくさん飲んでいるわけでもなく、たばこも吸いません。週に1回のヨガ、月に1回のバトミントンで適度に運動もしていました。食事も毎日自炊で野菜中心の献立にしています。なので、どこか健康面に関しては、きっと大丈夫と自信を持っていました。
しかし今年は、そんな私の健康に対する自信を見事に打ち砕く結果が届いたのです。初のB判定である軽度異常が1つ付き、コメントには「わずかな所見が認められましたが、日常生活には差し支えありません」と記載されていました。
B判定が付いた項目は、LDLコレステロール。通常60~119㎎/dlのところ私は126㎎/dlという結果でした。まったく予想もしていなかったのでショックでした。
食生活も生活リズムもこれまでと特に変わっていないですし、毎日ヘルスメーターで体重、体脂肪、基礎代謝、筋肉量、水分量、骨密度まで計測している私。「これといった変化はなかったはずなのに……どうしてこんな結果が出たのか」とまったくわかりませんでした。
LDLコレステロールって一体何だろう
なぜこんな結果になったのかまったく見当がつかなかったので、とりあえず、B判定が付いたLDLコレステロールについてネットで調べることにしました。
LDLコレステロールとは悪玉コレステロールのことで、名前だけ聞くと悪そうなイメージがありますが、LDLコレステロールは肝臓内のコレステロールを体中の末梢細胞に運ぶ大切な役割を担っているそうです。さらにLDLコレステロールが少ないと血管がもろくなり、ホルモンを作れなくなるのだとか。
反対にLDLコレステロールが多いと、コレステロールが血管の壁にくっついて血の流れが悪くなり、動脈硬化を引き起こしやすくなるそうです。LDLコレステロール自体が悪いわけではなく、数値のバランスを保つことが大切なのだとわかりました。
さらに調べてみると、40代以上の女性には私と同じようにLDLコレステロールが高くなり悩んでいる方が多いそうです。いろいろ見ている中で、私は特に「40代以上の女性はLDLコレステロールが増えやすい傾向があります。女性ホルモンのエストロゲンの減少がそうさせていることもあります」との話に興味を引かれました。
仕方のない状況だとわかると心がラクに
「LDLコレステロールと更年期に関係があるってこと?」
そう思った私は、さらに調べてみました。それによると、「女性ホルモンのエストロゲンはコレステロールを材料として生成される。しかし、更年期になるとエストロゲンの量は減ってしまうためコレステロールが余りやすくなり、40代以上の女性はLDLコレステロールが増えやすい傾向になる」ということです。
たしかに私も、ここ1年ほどの生理周期が長かったり短かったりを繰り返しており不安定で、「以前と違うな、更年期に差し掛かってきたのかな」と感じていました。女性ホルモンが減りつつある更年期にはLDLコレステロールが増えやすくて当然なのだとわかると、健康診断でのB判定もある程度は仕方のないことなのだと受け入れることができ、心がラクになりました。
更年期によりLDLコレステロールが高くなりやすい状況にあるとわかったからには、野菜をより多く摂取したり脂質を抑えた食事にしたりするとともに、今よりも運動する機会を増やして、生活を見直していきたいと思います。
まとめ
今まで健康に自信を持っていた私。でも健康診断で初のB判定が付き、かなり不安に陥りました。どうしてそんな結果が出てしまったのかわからず、調べてみると……。LDLコレステロールと更年期との関係を知ることができました。ある程度は仕方のない状況だと認識すると、かなり心がラクになりました。ですから、これ以上悪化させないように食生活を再度見直していきます。脂質を抑えた食事、野菜の量を多くする、運動する機会を増やすなど、できることは積極的におこなっていきたいです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
イラスト/サトウユカ
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著者:izuみん
小学生の子ども2人を育てる母です。40歳を過ぎても美しい女性でありたいと強く願う私。外見はもちろん内面に関しても楽しいこと&うれしいことをして日々笑顔で過ごしていきたいです。