生理がこない…
数日前後することはありますが、私は毎月必ず生理がきます。しかし、高校3年生の冬、その月に生理がきませんでした。
最後に彼氏と行為に及んだ日を思い返し、妊娠の可能性は低いと思ったものの、「もしかして妊娠した……?」と不安が募る一方。母は男女交際に厳しい人だったため、生理がこないという相談をすることはできませんでした。
しかも、婦人科は車でないと行けない場所にしかなく、保険証は母が管理。また、当時の私は内気で学校に友だちがいなかったのです。
学校のある人物に相談
ただ、学校内には普段から私のことを気にかけてくれる先生がいました。生物を担当していた男性の先生です。「生物の先生だし、結婚してお子さんもいる」ということから私は、勇気を出して生物の先生に生理がこないことを相談してみました。
すると、先生は私の不安をしっかり聞いてくれ……。「花山さんは今、就活を頑張っているよね? もしかしたら、そのストレスも影響しているんじゃないかな」と言ったのです。
就活のプレッシャーがストレスに
私は進学ではなく就職を選んだのですが、一次募集の企業は落ちてしまい、二次募集をしている企業を探している最中でした。
「ちゃんと就職先を見つけないと」というプレッシャーがストレスになり生理がこなくなってしまった可能性もあるんじゃないかなという先生の指摘に妙に納得してしまいました。もちろん、「妊娠かも?」という不安が完全に消えたわけではなかったのですが、誰かに聞いてもらえて生理が遅れているのには別の可能性もあるということがわかっただけでも、スッと心が軽くなったのです。
そしてその後、生理がきて私はひと安心。先生に報告すると、「よかったね」と安心してくれました。まさか就活がここまでストレスになっているとは思いませんでした。心細かった私の相談に乗ってくれた先生には、感謝しかありません。
ストレスで生理が遅れてしまったり、止まってしまうということは保健の授業で習っていましたが、まさか自分がそうなるとは、当時の私は思ってもいませんでした。今でもたまにストレスで生理が遅れてしまうことがありますが、生理痛がひどかったり生理周期に異変を感じたら、なるべく早く産婦人科を受診するようにしています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/花山花子
イラスト/ののぱ
監修/助産師 松田玲子
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