せっかく入浴剤を買ったのに…
先日、家族で近所の大型スーパーに買い物に出かけた日のことです。その日は今年1番の寒波がきていて、とても寒い日でした。スーパーの店内にいても寒く、帰ったらすぐにお風呂に入ろうと家族で話していました。
そこで、私たちはせっかくなら少し良い入浴剤を購入することに。みんなで温浴効果が高そうな入浴剤を選びました。
帰宅した私はすぐさま浴室に直行して、湯船にお湯を張りました。そして、リビングのエアコンのスイッチをオン。リビングに暖房をかけて、部屋を温めている間に、家族全員でお風呂に入ってしまおうと思ったのです。しかし、しばらくして浴槽にお湯が溜まり、「やっとお風呂に入れる!」と服を脱いだ瞬間、私は生理がきていることに気がつきました。
どうしても湯船に浸かりたい私
そのとき、私は生理が近いことをすっかり忘れていました。湯船に浸かる気マンマンで洋服を脱ぎ、あとは下着を脱ぐだけ……という瞬間に、下着に経血が付いているのを発見したのです。「どうしてこんなタイミングで生理になるの? せっかく良い入浴剤を買ったのに!」と、寒いのが大嫌いな私はため息をつきました。
その日は本当に寒かったので、生理になったからといって湯船に浸かることをあきらめられません。そこで、まず生理になったことを夫に伝えた上で、どうしても湯船に浸かりたいことを相談しました。
夫も私が寒がりだということを知っているので、「生理中に湯船に入ることに君自身が抵抗がなければいいんじゃない?」と言ってくれました。
夫が提案してくれた作戦とは
ただ、家族と一緒に湯船に浸かっているときに、経血が出てしまわないかが不安です。そこで、私がまず思いついたのがタンポンでした。しかし、こんなときに限ってちょうどタンポンを切らしています。
そのことを夫に伝えたら、「ママにはゆっくり湯船に浸かってほしいから、俺たちは先にお風呂に入って体を洗っちゃうよ」「子どもたちの体を洗い終わって3人で湯船に入ったら声をかけるから、そうしたらママがあとから浴室に入ってきて」と提案してくれました。これならみんなと同じタイミングで湯船に入らなくて済むので、万が一経血が出てしまっても安心です。
その後、夫が提案してくれた作戦を実施することに。私が体を洗っている間、夫と娘たちには湯船に浸かってもらい、私が体を洗い終わって湯船に入るタイミングで、娘たちと夫には浴室から出てもらいました。おかげさまで経血漏れを気にすることなく、ポカポカの湯船を楽しむことができました。
この日は生理1日目で経血量が少なかったこともあり、湯船の中で経血が出てしまうこともなく、温かいお風呂にゆっくり入って、冷えた体を温めることができたのでよかったです。お風呂に入る直前に生理になるのはもう懲り懲りなので、タンポンは絶対に切らさないようにしておくことを心に決めました。私が湯船に入りたい気持ちを汲んでくれた夫に感謝しています。
※タンポンの過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。
著者/Sugar111 佐藤 幸代
イラスト/もふたむ
監修/助産師 松田玲子
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