結婚を機にマイホームを購入しました。夫婦共働きだったため、なんとか支払えるローン代でした。ところが私は、出産を機に退職。夫だけの給料でローン代を返済していくのが厳しい状況になりました。そこでおこなった「住宅ローンの繰り上げ返済」についてお伝えします。
返済期間は35年、60,000円超
わが家では、返済期間35年、月に60,000万円超のローンを支払っていました。夫婦共働きだったので支払える額でしたが、私が出産を機に退職。夫だけの給料でローンを支払っていくのが難しい状況になりました。
そこでおこなったのが住宅ローンの繰り上げ返済です。私の退職金を利用し、まとまった金額を返済することに。返済期間を短縮する選択もありますが、私たちは月々支払う金額を減らす「返済額軽減型」を選択しました。
ローン月支払い額は約半分に
繰り上げ返済をしたことにより、月のローン支払い額は約半分になりました。利息の軽減効果は少ないにしろ、毎月の支払金額が減ることで家計的、精神的に楽になりました。
ローン代総額を効率的に減らしたい、早期完済したい場合は「返済期間短縮型」を選ぶといいと思います。どちらが自分たちにとってメリットを感じるかによって選択肢は異なってきます。家庭の状況に合わせた方法を選ぶことがポイントです。
繰り上げ返済は利息が浮く効果あり!
繰り上げ返済をすることにより、ローン代にかかるはずの利息を支払わずに済むのも魅力です。返済額が減るため、早い時期であるほどメリットがあります。
たとえば2,000万円の住宅ローン、固定金利が1.2%とします。残りの返済期間が35年で100万円の繰り上げ返済をすると、利息分約45万円(返済時期や金利などによって異なる)の軽減効果を得られる結果に。まとまった金額がある場合は検討してみるのも方法です。
メリットのある繰り上げ返済ですが、あわてて返すのはおすすめできません。貯蓄額と相談をしたうえで、繰り上げ返済を検討することも必要だと思います。できれば世帯収入の1年分のお金は手元に残しておきたいですね。(TEXT:ママライター田中由惟)