家事の担当は私だけど…
どちらかというと大雑把な性格の私は、気合を入れてトイレを清掃するのは2週間に1回ほど。洗面台は1年に1回洗えばいいかなくらいの気持ちでした。普段の清掃といえば、家の中で汚れが気になるところがあったら、そこを軽く拭く程度。唯一、洗剤をつけて毎日ゴシゴシと清掃していたのはお風呂だけでした。
そんな感じで手を抜きながら家事をして半年が経ったころのこと。夫から「今日トイレ掃除した?」と聞かれました。私は「今日はしてないよ、先週洗ったばかりだし」と素直に答えたところ、几帳面な性格の夫から「トイレはせめて毎週洗ってほしい」と言われてしまいました。
私的には汚れていないと思っていましたが、夫からすると細かな汚れが気になったのだそう。ここでお互いの掃除への価値観の違いが浮き彫りとなったのです。
几帳面な夫
このとき、私が家にいて家事をし、夫が仕事をしてお金を稼ぐということを決めていたため、私は自分の仕事はおこなおうと、それからは、トイレを毎週掃除するように。しかし、それでも夫からしたら物足りなかったようで、ある休日に、夫がトイレのタンクや床を一生懸命ゴシゴシと掃除する姿を見かけました。
夫はトイレ掃除が終わると今度は洗面台に行き、こちらも洗剤をつけて掃除を開始。夫のおかげでトイレと洗面台はピカピカになっていて、「ああ……これが夫にとっては掃除するということなのだな」と衝撃。
そのあと、キッチンをしばらく掃除していないことに気づいたため、夫と一緒にキッチンを掃除することに。長らく放置されていたキッチンの壁を雑巾で拭くと、油汚れが驚くくらいに取れました。念入りに掃除をしたキッチンはとてもピカピカで、見ていてとても気持ちよかったです。
このことをキッカケに掃除をすることの気持ちよさに気づいた私。頻繁に掃除をすると1回の掃除がそこまで大変になることもなく、きれいな状態が長く続くので、もっとこまめに掃除をするべきだったかもと後悔しました。
その後、私がパートの仕事を始めてからは、夫がトイレと洗面台、私がキッチンとお風呂と、夫婦で分担してこまめに掃除をするようにしています。
著者/堀川京香
イラスト/マメ美
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