息子に合った教育方法に気づけたきっかけは?
息子は幼稚園でひらがなを書く練習に苦戦しているようで、参観日に先生から「おうちでも時間があるときに練習してみてください」と言われました。私は「はい」と言いつつ、いざ教えようとするとすぐ怒って練習をやめてしまう息子に、どうやって練習してもらえば良いのかわからない……と、絶望していました。そこで、ママ友に相談してみることに。「子どもに何か教えようとすると、怒ってしてくれないんだよね。娘ちゃんは、ひらがなの練習はどうしてる?」と聞くと、「タブレットを使ってるよ。一対一じゃなかなか難しいよね。」とのこと。
そこで、ママ友がおすすめしてくれたタブレット教材を購入してみることに。すると息子は、「これ何? やってみたい!」と興味津々! その教材は、問題を解くごとに「その調子!」、間違った場合も「もう一度やってみよう!」など音声が流れるため、息子もやる気を維持できるのか、根気強く挑戦するように。また、アラーム機能もついていて、毎日時間になると一緒に学習しようと声をかけてくれるため、毎日練習する習慣が身につきました。
私はタブレットが励ましたり褒めたりしているのを聞いて、自分は必死に教えようとするあまり、「こうするのよ」と指示だけ出して、息子をしっかり褒めてあげられてなかったんだと反省。ついあれこれと言ってしまいがちですが、やはり褒めることも大事。タブレットはまだ早いと思っていましたが、子どもの接し方について学ぶきっかけになってよかったです。
鉛筆を正しく持つ練習も、タブレット学習のあとにするように習慣化しました。すると、息子も私のアドバイスに素直に応えてくれ、正しくきれいに持てるようになったのです。タブレットのおかげで、積極的に息子のことを口に出して褒めようと思えることができました。そして、これからも息子が楽しく学べる環境を整えていこうと心に決めた出来事です。
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作画/yacco
著者:井島りほ
5歳の男の子と、2歳の女の子を育てる転勤族のママ。おしゃべりが大好きで、寝るのが嫌いな兄妹とにぎやかな毎日を過ごしている。