ナプキンを購入したら
先日、薬局へ買い物に行ったときのこと。あれこれ購入したうちの1つに、ナプキンがありました。レジ袋が有料だったので袋は買わず、持参したマイバックに購入品を詰めていた私。そのとき「そういえば、昔はナプキンを茶色い紙袋に包んでもらっていたな」と、ふと思い出しました。今でもそうしてくれる店舗もあるのでしょうが、私が行っている薬局では、レジ袋が有料になってからはほかの商品同様、ナプキンは外装が見えたまま。
30代になった今ならば、特に恥ずかしい思いなどなくナプキンを堂々と持っていられます。しかし「中高生だったころはとても恥ずかしかったなぁ」と思い出したのです。
ナプキン購入が恥ずかしかった中高時代
小学生のころに初潮を迎えた私は、中学生になると時々、自分でナプキンを買うようになりました。しかし、そのたびに悩んでいたことがありました。
それは、男性店員がレジにいるとナプキンを購入することができないこと。「生理中なんだ」と思われるのではないかと気になって、恥ずかしいことだと感じていたのです。また、経血量が多いほうだったので、大きいサイズのナプキンを買っていました。それも恥ずかしいと感じる要因の1つでした。
「恥ずかしいけど買うしかない!」
女性店員がレジにいるときを狙ってナプキンを買うようにしていましたが、あるとき、男性店員しかいないときがありました。「恥ずかしいけれど我慢して買うしかない」と思った私は、勇気を出して男性店員がいるレジへ。
当然ながら店員は何も気にする素振りはなく、スムーズに会計が進んでいきました。しかし、彼はナプキンを他の商品と一緒に透明なレジ袋へ……。当時はまだ茶色い紙袋に包んでくれることが多かったのですが、彼はそのことを知らなかったのでしょう。「レジ袋からナプキンのパッケージが透けて見えてしまう!」と、さらに恥ずかしい思いをしたのでした。
当時の私に「茶色い紙袋に包んでほしい」と言えるはずもなく、恥ずかしいと思いながら早歩きで帰路に着いたのを覚えています。30代になった今では、ナプキンを購入したと知られるのが恥ずかしいなんてまったく思わなくなりましたが、中高生の私にとっては一大事な経験だったのでした。
著者/宮田しほり
イラスト/おみき
監修/助産師 松田玲子
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