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「これがあの人の本性!?」普段穏やかで印象のいい保護者が見せた裏の顔とは【体験談】

現在小学5年生の息子は、ソフトボールのスポーツ少年団に入団しました。その2カ月後、新たな部員が入団。その子の保護者は、低姿勢でいつも穏やかな表情をされていたので、私はとてもいい印象を抱いていました。ある日、少年団で学校行事の際にカレーライスを販売することに。販売当日は、思った以上の人気ぶりで常に忙しい状態でした。しかし、その際に私がいい印象を抱いていたその保護者の知られざる姿を見ることになったのです。

 

いつも穏やかでやさしそうな保護者

息子のスポーツ少年団にほぼ同時期に入った子どもの保護者であるAさん。私とAさんは息子を迎えに行くタイミングが一緒だったこともあり、よく話す機会がありました。いつもにこやかにあいさつをされる方で、入団した時期も近いからかすぐに打ち解けることができました。

 

それからは、毎回練習のお迎えに行った際に話をしていたのですが、他の保護者が次々に集まってくると、いつの間にか車の陰に行ってしまうのです。2人でいるときは私と普通に話をしていたので、「集団で話をするのが苦手なタイプなのかな?」と思い、気にも留めていませんでした。

 

しかし、Aさんは大会の打ち合わせをしようと集まった際にも頻繁にいなくなることがあったのです。「え、あの人どこ行った? 大事な話したいのに、いつもいつの間にかいなくなってるよね」とあまりよく思っていない保護者も見受けられました。そのため、「保護者同士の話がありそうだな」と思った日は周囲に気付かれないように、Aさんに「大事な話があるようなのでこっちに来たほうがいいと思いますよ」とそっと声を掛けるようにしていました。

 

小学校の行事で出店をすることに

息子の少年団は毎年小学校の行事で出店をしていて、その年もカレーライスを作って販売することになりました。販売当日、保護者たちは販売開始時間に間に合うように朝早くからカレーを作ったり、ご飯を炊いたり、会場準備をしたりと大忙しです。そんな中でも声を掛け合い、会話を楽しみながら和気あいあいとした雰囲気で着々と準備は進んでいきます。もちろんその場にAさんも参加していましたが、最初に他の参加者ににこやかにあいさつしてからは会話に入ることもなく、黙々と準備を進めていました。

 

販売開始直前になるとさらに慌ただしくなっていき、なんとか準備を終えて無事に予定時間通りに販売がスタート。店頭では、会計係とご飯を入れる係、カレーをよそって渡す係を決めていましたが、それぞれをどの場所に配置するかは決まっていませんでした。私は、「ごちゃごちゃしそうだな」と不安に。しかし、販売が始まってしまったので、どうにかしてその場を切り抜けようと必死に動きます。

 

 

これが本性? 保護者の発言と態度にあぜん

忙しくなってくると私の不安が的中し、販売時にお客さん同士や保護者同士がぶつかったりして、何度も危険な場面がありました。お客さんの出入りが少なくなったのを見計らって、販売がスムーズにいくように「この場所とこの場所を変更したほうが、うまく流れそうじゃないですか?」と、私はその場にいた保護者に声を掛けました。みんなは「そうだね。たしかに危ない場面あったよね。場所変えよっか!」と言ってくれたのですが、Aさんだけは「あー、はいはい。それでいいんじゃないすか」と不服そうな表情で返事をしたのです。

 

私はその言葉と態度に一瞬いら立ちを覚えましたが、「私の伝え方がしゃくに障ってしまったのかもしれない」とも思ったので、その感情が態度に出るのをなんとかこらえました。周囲の保護者もその状況を見たからか、その場はなんとも言い難い重苦しい空気が漂っていました。そのことに気付いているのかはわかりませんが、その後も不機嫌そうな表情で作業を進めていくAさん。

 

イベントが無事に終わり片づけをしていると、他の参加者が「さっきのAさんの態度ひどかったね。あれはないわ」と私を気づかって声を掛けてくれました。もやもやした気持ちが残っていたので不満をもらしたい気持ちでいっぱいでしたが、Aさんに聞こえてはまずいと感じ、「忙しくて気持ちに余裕がなかったんですかね。でも、無事に終わってよかったです」と苦笑いでごまかす私。この一件があったので「次の練習で会ったら気まずいな」と感じていましたが、私の心配をよそにその日は普段見る穏やかなAさんに戻っていました。

 

まとめ

普段の発言や行動からは考えられないような態度にあぜんとさせられた今回の出来事。忙しくて余裕がないときは本性が出ると聞いたことがありますが、今回身をもってそのことを痛感させられました。

 

Aさんも一生懸命になるあまり、そのような態度を取ってしまったのかもしれません。私自身も忙しくて余裕がないときは周囲を不愉快にさせる行動や言動を取ってしまっている可能性があります。そのため、どんな状況であっても周囲のことを考えて冷静な対応ができるようにならなければならないと改めて実感した出来事でした。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

イラスト/マメ美

 

 

 

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著者:akaringo

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