こんにちは、気になることがあるとすぐ試したくなる、実験好きなライター、シロタサナエです。
年始に起きた痛ましい自然災害。テレビやSNSでリアルタイムの災害情報を見ながら、改めて、いつどこで自分が被災するのか、わからないなと実感しました。
そんな中、X(旧:Twitter)で3.3万件のイイねを獲得した、アイラップの使い方を発見。「有益な情報、ありがとう」「買います!」など多くのコメントが寄せられていました。
もし自分が被災したら役に立つかもと考え、実際に試してみたのでご紹介させてください。
※2024年1月1日(月)に発生した令和6年能登半島地震によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。また、被災をされました皆様に、心よりお見舞い申し上げるとともに、一日でも早い復興を心よりお祈りいたします。
40年間愛され続けている「アイラップ」とは
昭和レトロなパッケージが特徴のマチ付きポリ袋の「アイラップ」は、日本食品分析センターの検査に合格しており、食品衛生法上、安心して使うことができます。熱湯ボイルだけでなく、冷凍冷蔵庫や電子レンジにも使えるそうです。
今回は被災時を想定して、最低限の道具と材料でお米を炊いてみることにしました。
アイラップを使ったお米の炊き方
炊くために必要な道具は、アイラップと、お鍋、お皿、コップのみ。無洗米が推奨されていますが、普通米を洗わずに使っても大丈夫ですよ。
アイラップ公式の投稿も含め、いろいろな記事や投稿を参考にしつつ何度か実験を繰り返して、見つけた私なりの炊き方をご紹介します!
材料(3〜4人分)と作り方
・お米…コップ2杯(400g)
・お水…コップ2杯半弱(480ml)
今回は約2合、3〜4人で食べる分を目安に用意しました。
被災時だと1人につきコップ1個だけ、ということもあると思います。その際は、先にお米をアイラップに入れてから、同じコップを使ってお水を入れるようにしてください。入れる割合は、お米:お水=1:1.2が目安とのこと(アイラップ公式より)。
コップも普段使っているものによって大きさが違ってきますよね。調べたところ、マグカップが約200ml、コーヒーカップは約150mlほどのようですよ。
①アイラップにお米とお水を入れる
アイラップにお米を入れた後、お水を入れます。1袋に材料を全部入れると、火が通りづらくなってしまうので、2袋に1合ずつ分けて入れました。
お水を入れた後、なるべく空気を入れないようにして、袋をねじるのがコツ。ねじった後は袋の上のほうで縛るようにしてください。
②鍋に入れてお米を炊く
鍋の中にお皿を敷き、アイラップに入れたお米の袋を置いたら、袋の上まで浸る位、お水(分量外)を入れます。
この時、気をつけてほしいのが、必ず耐熱式のお皿を鍋に敷くこと。直接置くと熱でアイラップが溶けてしまう恐れがあります。
それぞれの袋の先を結んだら、袋の先を水の中に沈めておくと、お湯が沸いた後、袋がズレにくくなるのでおすすめですよ。
ボコボコと気泡が沸いてくるくらい、沸騰する直前まで沸かしたら、弱目の中火で25分ほど、火にかけ続けましょう。
沸かしている間、お皿が動いて袋の先が鍋にくっつきそうになる事もあるので注意が必要です。
※袋が鍋底や鍋肌につかないように注意してください。
③蒸らす
25分経ったら火を止め、火傷しないように気をつけながら取り出して、10分ほど蒸らします。火力やお米の種類によって時間が若干変わりますが、火を止める目安は、袋の中のお水が無くなるまでです。
レシピとは言えないほど簡単でした。料理が苦手すぎて、ついついコンビニやスーパーでお米パックを買ってしまう私でも出来ました。
芯まで火が通っていて、ふっくらしています!もちもちとした食感、炊飯器で炊いたと言われても納得しそうな出来栄え。
炊くだけじゃなく、手を触れずに袋のまま握って形を整えることも出来て、そのまま食べられるのも良いですね。
ご飯ってこんなに簡単に炊けるんだ
被災時に、ライフラインがすぐ復活するとは限りません。いざ、自分が被災したら、知識も経験も無い状態では途方にくれてしまうと思います。
限られた食料と資源の中、少しでも身体と心を温めて生活していく力をつけるためにも、今のうちから試してみることが大切だなと感じました。ぜひチャレンジしてみてくださいね。