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「どうしてそうなるの…」約束をしたと思い込む認知症の母。初のパターンに困惑 #母の認知症介護日記 50

「母の認知症介護日記」第50話。アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

通院の帰り道、いつものようにケーキを食べたがる母・あーちゃん。ワフウフさんが止めても、甘いものを食べたい気持ちは抑えられないようで、バッグから飴を取り出してボリボリと食べ始めました。ケーキはダメだったとして、飴ならOKという思考回路は、どこからやってくるのでしょうか……。

相変わらず、通院帰りに甘いものを食べたいと言うあーちゃん。糖尿病を理由に、軽食にしてはどうかとワフウフさんは提案しますが、即却下。レジ横のスイーツにまで手を伸ばすなど、手を変え品を変え、甘いものにありつこうとしていて、止めるのもひと苦労です。

 

そんな約束はしていない…

#母の認知症介護日記 50

 

ダンスレッスンを翌日に控え、姉のなーちゃんは忘れずに行くようにメールで連絡しただけなのに……。

 

#母の認知症介護日記 50

 

あーちゃんの中で、「前日の電話=付き添い」というパターンができ上っているのかもしれません。

 

#母の認知症介護日記 50

 

 

#母の認知症介護日記 50

 

昔から、人の部屋や物をチェックする癖があったあーちゃん。それは今も変わらず。

 

#母の認知症介護日記 50

 

父の部屋で、遺産について書かれたあーちゃん宛ての手紙を発見したようで……。

 

※たんたん:ワフウフさんの実父、あーちゃんの夫

 

#母の認知症介護日記 50

 

父は本当にお金に汚いので、きっと手紙を読んであーちゃんのお金をアテにしていたはず。

 

 

#母の認知症介護日記 50

 

手紙のことを怒っていたあーちゃんですが、人の部屋を勝手にあさることは悪いと思わないのか……?

 

前回、ダンスのレッスンを休んでしまったあーちゃん。このまま足が遠のかないようにと、今度は前日に姉がメールを入れてくれました。すると、メール連絡→同行、という通院のパターンだと思ったのか、あーちゃんは姉がレッスンに付き添うと思い込み、翌日乗り継ぎの駅から電話をしてきました。

 

これまで、約束を忘れてしまうことや日にちや時間の変更に混乱することはあったものの、してもいない約束をしたと思い込むのは初めてのパターンで、衝撃を受けてしまいました……。

 

それでも、家ではわりと普通に生活しているようで、昔からやっていた、人がいないときに部屋や物のチェックをする癖も相変わらず。この前は、父の部屋で自分宛ての手紙を見つけ、勝手に人の手紙を見た父に怒っていました。……他人の部屋を勝手にあさるのも、ルール違反な気がしますが。

 

--------------

今回はすぐに連絡がついたので大きな混乱はありませんでしたが、当日に待ち合わせをしていると思い込まれるのは焦ってしまいますね。今後、こういった新しいパターンがどんどん出てくるようになると、対策を考えるのも簡単ではなさそうです。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターワフウフ

    昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。 2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

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