初めての妊娠では分からないことがたくさんあります。妊娠・出産はもちろん、赤ちゃんがいる生活をイメージできないというパパとママも多いでしょう。ここでは、妊娠中に準備する赤ちゃんスペースについてご紹介します。
上手に赤ちゃんスペースをつくるポイントは?
妊娠中はちっちゃくかわいいベビー服やおもちゃに心を奪われてしまうものです。産着や小さな靴を手に取っては、たまらない幸福感を感じてしまうでしょう。ですが、産院から退院したら待ったなしで始まるのが子育てです。そのため、妊娠中に快適な赤ちゃんスペースを準備しておく必要があるのです。
海外の家庭では、赤ちゃん用にカラフルな壁紙に貼り替えたり、ポニーの木馬を用意するケースもあります。これは、生まれて間もない赤ちゃんであっても、ひとり部屋で寝かせる習慣が一般的だからでしょう。
一方、日本ではママと一緒の部屋で寝るのが一般的です。その為、夜は夫婦の寝室に置いたベビーベッドで寝かせて、日中はリビングに用意した赤ちゃんスペースで過ごすケースが多いのです。
収納ケースが大活躍
赤ちゃんスペースは清潔が保てる場所に用意したいものです。床に直接寝かせる人もいますが、埃が気にならない高さが理想的でしょう。その為、寝室用とは別にセカンドベビーベッドを、リビングに置く人が多いのです。
でも、夫と自分と赤ちゃんの3人で一緒に寝たい!という人には「ベッドインベッド」がおすすめです。その名の通り、夫婦2人で寝ているベッドの上に置く、赤ちゃん用のふかふかした小さなベッドのことです。夫婦2人で眠っているベッドが大きめでないとちょっと窮屈になりますが、親子3人で眠れる瞬間はなにものにも代え難い幸せです。リビングにベビーベッドを置くスペースがない!という家庭にも嬉しいベッドです。
紙おむつやおしりふきなど赤ちゃんに毎日必要なグッズは、一カ所にまとめておきましょう。収納ケースにはシールを貼って、中に何が入っているのか分かるようにしておきます。誰が見ても一目で分かるようにしておくと、パパも協力しやすいでしょう。また、収納ケースとは別に、数回分を持ち運べるカゴやケースにまとめておくのも便利です。
赤ちゃんが動き回るようになってからは
赤ちゃんがハイハイできるようになるのはあっという間。特に、育児に慣れない新米ママにとってはなおさらです。その為、赤ちゃんが動き回っても対応できるスペースが必要となります。勝手気ままに動き回る赤ちゃんは、ママの都合を考えてはくれません。触られたくない場所をカバーするよりも、動き回れるスペースを限定する方が効率的と言えます。
ここで役立つのが、ベビーサークルと汚れても交換しやすい「ジョイントマット」です。ベビーサークルを組み立てるのは、動き回るようになってからでも構いません。ですが、ジョイントマットは最初から用意しておいた方が良いでしょう。ジョイントマットの上にリビング用のベビーベッドを置いたら、余ったスペースがママ用のお昼寝スペースに使えるのです。
少し大きくなってから準備しようと計画している人も多いでしょう。ですが、初めての子育ては毎日があっという間に過ぎて行きます。妊娠中に赤ちゃんスペースを準備して、これから始まる子育てに備えましょう!(TEXT:佐藤 真由美)