入院中のある日、実母と夫と過ごしていると、同居している義母から電話がかかってきました。2人にも義母の本性を知ってほしいと思い、スピーカーにして電話に出ると……
思いがけない電話
「生まれたんだって? じゃあ早く帰ってきて家事をしろ! 出産ごときでサボるな!」という義母の怒鳴り声が部屋に響きました。
義母は普段から家事をまったくしない人。私が出産直前まですべての家事を担っていました。夫は母親のあまりにもひどい態度に驚き、すぐに謝ってくれました。
実母は、義母の言葉に怒りがおさまりません……!
実家への戻ると
約一週間後、娘と一緒に退院しました。義母からは「すぐにでも帰ってこないと、家に入れないからな!」という脅しのような電話がありました。
「もう帰っていますが……」
私はもう実家に帰ってきていて、夫や義父も一緒にいることを伝えました。すると、義母は私を今すぐ取り戻そうと実家に押しかけて来たのです。
実母・夫が一致団結
義母は「早く私たちの家に一緒に帰りましょう? ね?」とやさしい声で話しますが、
すべてを知っている実母は、義母がどんなにやさしいふりをしても動じませんでした。
実母は「人の娘をずっとこき使ってくれていたようですね。出産したばかりなのに家事までさせようなんて許せません!」と言い、先日の義母からの電話の音声をみんなの前で再生しました。
私は「これまで朝から晩までお義母さんに命令されっぱなしで、一息つくこともできず、本当につらかったです。家に帰るつもりはありません」と自分の思いをはっきりと伝えました。
義母は「嫁のくせになんてことを言うの……!」と怒りに震えるも、本性が露わになり体裁も悪く、結局「悪かったわね」と謝罪しました。そして、これからは心を入れ替えていくと約束してくれました。
夫も私たちの味方でいてくれて、義母と距離を置くことを決意してくれました。
お互いを大切に
結局、義母ともう一緒に住む気にはなれず、実家の近くに家を借りて、夫と娘と3人で暮らすことになりました。慣れない子育ては大変ですが、義母の干渉や命令のない生活はとても自由で快適です。
嫁は家事をするだけの存在ではなく、支え合いながら生活していく家族です。この一件を通して、私たち家族はお互いの大切さを再認識しました。
これからはほどよい距離感を保ちながら、自分たちの幸せを自分たちで守っていこうと思います。