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「鍋のつゆが足りない」→「それならさ…」ウソでしょ…彼の友人との食事で驚きの光景を目にして

付き合っていた彼から、あるとき「俺の学生時代の友人たちと一緒に飲まない?」と誘われたため、居酒屋へ行くことに。ちょうど寒い時期だったこともあり、みんなで鍋料理を食べていたところ……。

「鍋のつゆが足りない」→「それならさ…」ウソでしょ…彼の友人との食事で驚きの光景を目にして

 

彼の友人と一緒に居酒屋へ

お酒好きの彼と私は、食事のためによく居酒屋に行っていました。ある日、彼の学生時代の友人たちと一緒に飲むことになり、私は少し緊張しながら店内でみんなの到着を待つことに。

 

しばらくしてから彼の友人である女性2人、男性2人と無事合流し、にぎやかにお酒や食事が進んでいきました。そのときは冬だったので、居酒屋にも鍋料理が並ぶ季節。「お鍋食べたいね~」と盛り上がり鍋料理を注文しました。

 

鍋料理を楽しんでいたらビックリ!

鍋料理が届き、それぞれ自分のお皿に取り分けて食べ進めていた私たち。好きなように具材やつゆを取っていたこともあり、最後の雑炊用のつゆが足りなくなってしまいました。お店によっては、継ぎ足し用のつゆを用意してくれるところもあるとは思いますが、その居酒屋では継ぎ足し用のつゆは提供していないとのこと。

 

最後の雑炊を楽しみにしていた私が「この量のつゆだと雑炊作れないね……」とつぶやいたところ、なんと、誰からともなく食べ終えたお皿に余っていたつゆを鍋に戻し始めたのです!

 

衝撃的すぎて…

初めて見る光景にギョッとした私。「つゆって戻すものなの?」と聞くと、みんな当たり前のように「だってつゆが足りないからね」と言います。そして、みんなは平然とした様子で、そのつゆの中にご飯を入れて雑炊を作り上げました。

 

どうやら、彼を含めたこの友人たちは、学生時代いつも誰かの家に集まってわいわいにぎやかに料理を囲んでいた仲だそうで、食べかけの寄せ集めのようなつゆになっても、誰も気にならない様子なのでした。

 

私は潔癖症なわけではないですが、これまでつゆを寄せ集めて……という経験がなかったため、目の前での光景があまりにも衝撃すぎて、どうしても手をつけることができませんでした。

 

 

その後、彼と2人で何度か鍋をしたことがありますが、私が衝撃を受けている様子を彼も気づいていたのか、今のところ彼がつゆを鍋に戻すという行為はしていません。本当にあのときの光景は衝撃的だったので、大人数で鍋を囲むときは、つゆの分量は少なめに盛り付け、最後の締めの雑炊までとっておけるよう気をつけています。

 

著者/新谷けご
イラスト/おんたま

 

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