記事サムネイル画像

「いつの間に子ども産んだの?」友人から届いた謎のメッセージ…→不可解な謎の真相とは?

夫の失業、不妊症問題を乗り越えてゴールインした私たち。結婚式の余韻が残っていたころ。結婚した幸せをかみしめる日々でした。

夫は勤める会社が倒産し、また自身が不妊症を抱える身でもあったため、卑屈になりそうなときもありました。しかし私がたまたま夫に親戚の会社を紹介でき、「2人で人生を歩んでいく」と決め、結婚をしました。

 

もし子育てがしたいと思ったら、それはさまざまな形で携わることが可能です。養子縁組や里親になるという決断もできますし、そもそもお互い好き合って結婚したのですから2人だけの生活を大いに楽しんだっていいわけです。

 

夫を好きになって、夫と結婚した。私にとってはただそれだけのこと。夫も私と結婚できて幸運だと言い、 必ず幸せにすると約束してくれました。それだけで私はとてもうれしく、幸せだったのです。

揺らぎ始めた私の心

私の親友も結婚する予定だったので、お祝いを夫と一緒に買いに行こうと思っていました。私たち3人は高校の同級生なので、夫も親友をよく知っています。親友は物事をはっきり言うタイプのお嬢さまで、昔から何かと目立つ存在だったのですが、なぜか地味を絵に描いたような私と馬が合って……。ずっと仲良くしています。

 

お祝いを買いに行こうとしていた日、夫は急に仕事になってしまい、残念でしたが、結婚パーティーには一緒に出席できると聞いて、ホッとしました。

 

しかし数日後、思わぬことが起こり……。
「いつの間に子ども産んでいたの?」
「妊娠したなら言ってほしかった」

急に連絡してきた親友の言葉に、私は驚き、事情がまったく飲み込めませんでした。
「え、私に子どもはいないけど……」

 

よくよく話を聞いてみると、たった今産院から出てくる夫の姿を見かけたというのです。しかも新生児を抱えていたと言うのですから、さらに驚きました。どうやら、誰かのお見舞いに行ったということではなさそう。

 

私的でデリケートな話なので迷いはあったのですが、私は親友に夫の不妊を打ち明けました。夫が抱いていた赤ちゃんは彼の子ではないと思うと説明しましたが、親友は絶対に夫であった、見間違えではないと言い張りました。不可解な謎が生まれてしまったため、私たちは解決に向けて動くことに。親友が夫を見かけた場所まで急いで戻ってくれ、誰と一緒にいるのか確認してくれることになりました。

結婚パーティーの目玉は…

親友の結婚パーティーの日。家族や親戚、高校の同級生など親しい人たちだけの集まりで、私の両親も昔から親交があるため招待されています。

 

結婚パーティーの目玉は、とてもド派手でした。いつも目立つ存在だった、彼女らしい演出。そんな彼女のどうしても用意したかった目玉は……私の夫の不倫公表でした。

 

あの日親友が撮ってくれた、夫と一緒にいた人物の写真を見て、私はがく然としました。なんと私たちと同じ、高校の同級生だったからなのです。

 

パーティーの最中、親友が突然発表した不倫の事実に、本人たちは青ざめ、私の家族はみるみる顔を赤くしました。そして夫は会場から逃げ出し、不倫相手はその場に泣き崩れたのです。

 

私は夫に電話をして、なぜ逃げるのかと問いました。しかし夫は相当怒っていて話になりません。さらに夫は怒りがマックス状態になり、逆恨みから親友への暴言を吐き、脅迫とも取れるような発言を繰り返したのです。この様子は携帯電話のスピーカー機能で、パーティー会場全体に聞こえていました。

 

黙っていなかったのは、親友の夫になる人物。彼は弁護士をしていたため、こういう案件はお手のものでした。

あふれる親友への感謝の気持ち

夫は通報されそうになり、私から慰謝料の請求をされ、夫はようやく覚悟を決めたようです。夫は、すべての真実を話してくれました。不倫は2年も前から始まっており、夫の不妊の話はウソ。あの日抱いていたのは、やはり夫の子どもでした。

 

なぜあんなウソをついたのか問うと、かわいい子だけがほしかったと……。ぼう然とする私に向かって、夫は話を続けました。不倫相手の顔はかわいいから、きっとかわいい子が生まれると思い、子どもを作ったそうです。そして私の子どもにかわいさは期待できないから、私とは子どもを作らないと決めており、けれど結婚に関しては稼ぎの良い私を選んだと……。

 

あまりにもひどい発言に、私はブチ切れました。

その後渋々戻ってきた夫は、パーティーの出席者から非難の嵐で迎えられ、私の父に胸ぐらをつかまれて別室へ連行されました。結局夫と不倫相手は床に額をこすりつけて謝罪してきましたが、もう馬鹿らしくなってしまって。2人から慰謝料をもらって、それで終わりにすることにしました。

 

夫は私の親戚の会社に勤めていたので、当たり前ですが職を失い、そして示談金や慰謝料で懐が寂しくなり、再婚した不倫相手には逃げられたそうです。

 

私はしばらく、おひとりさまを満喫しようと思います。とんでもない夫と縁が切れて、今はとても清々した気分。親友には本当に心から感謝しており、これからも仲良くしていきたいと思っています。

 

 

 

 

夫のひどい裏切りにはとても傷ついたことでしょう。ただ、味方をして一緒に戦ってくれる親友がいてくれてよかったですね。ここまで自分ごとのように怒って、考えてくれる友人もそうはいません。自分を大切にしてくれる人に感謝し、自分も相手のことを大切にして生きていきたいですね。

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

    この記事の著者
    著者プロファイル

    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

    読者からの体験談をお届けします。

    同じ著者の連載

    新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!
  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    エンタメの新着記事

  • PICKUP

    他のテーマの
    記事を読む